チリのカトリック司教34人全員が児童性的虐待で辞表提出! ペド蔓延の下半身スキャンダルが多発、最終判断はローマ教皇へ!
パワハラ、セクハラを許さない世界的な動きの中で、カトリック教会にも激震が走っている。かつてのチリの神父が及んだ児童性的虐待スキャンダルを受けて、チリの司教が全員辞意を表明するという前代未聞の事態に発展した。
■次々に明らかになるカトリック界の児童虐待
信者たちのみならず、広く人々の範とならねばならないカトリックの聖職者だが、その闇が暴かれたのは今世紀初頭にさかのぼる。アメリカをはじめとする各国のカトリック系孤児院や学校、神学校など各所で、司祭や修道者、職員による子どもたちへの性的虐待が行われている実態が明るみになってきたのだ。
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こうした児童性的虐待はかなり以前から行われてきたと推察されるが、教会という厚い壁によってこれまで完全に隠蔽されてきたこともまた明らかになった。2010年にはロンドンで、当時の教皇ベネディクト16世が枢機卿在任時代に司祭の性的虐待事件をもみ消していたとして退位を要求する抗議デモが行われた。
一連のスキャンダルの暴露とカトリック教会批判はアメリカとヨーロッパ各国を中心に巻き起こっていたのだが、2010年には南米・チリのカトリック界でも陰惨な児童性的虐待が長く行われていたことが暴かれることになった。
チリのエリート説教師と目されてきたフェルナンド・カラディマ神父が1980年代から南部オソルノ市で児童性的虐待を繰り返していた実態が発覚したのだ。
調査に乗り出したバチカンは2011年にカラディマ神父に“有罪”を言い渡し、残りの人生を贖罪と祈りで送るようにと命じた。こうしてこの一件は刑事事件に発展することなく幕引きを迎えたかに見えたのだが、2015年にひょんなことからスキャンダルが蒸し返されることになる。現教皇フランシスコが、カラディマ神父の“弟子”であったとされるホアン・バロス司教を軍の指導司祭からオソルノ市の司教として指名したことが問題となったのである。
バロス司教はカラディマ神父の児童性的虐待を知りながら隠蔽した中心人物とみなされていることから、その筋にある人物が再びオソルノ市の司教になることに大きな批判が巻き起こったのだ。そして今度はバチカンの調査が、隠蔽工作の実態に向けられることになった。
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