中国の監視社会がマジで恐すぎるレベルに到達中! 本物ソックリ“鳥型ドローン”、市民ランク付け制度で「二流市民」認定…!
■監視のためのテクノロジー
中国政府が整えつつあるのは、市民が自ら行動制限しようとする仕組みだけではない。市民の行動を見張り、監視する最新技術も次々と開発、投入されているようだ。
今年7月25日の朝日新聞の記事によると、中国雲南省ではデータベースに登録された容疑者と人相が一致した人物を発見できる顔認証機能がついた「ハイテクメガネ」が、すでに警察で用いられているという。同様の技術はすでに監視カメラでも実用化されており、カメラに映った大勢の人々から、データベースに登録された要注意人物をたちまち見つけることができるようになっている。また、監視カメラに写った不審な人物は、名前や身元を調査され、警察のウェブサイト上にさらされるなど徹底している。
また、監視の目はいずれ空からも注がれるようになるだろう。オカルト業界では以前より鳥や雲に擬態するUFOの存在が噂されているが、現在、中国で鳥に擬態するドローンが完成間近だという。ニュースサイト「News Target」によれば、鳩を模した鳥型ドローンが開発中で、見た目も空を飛ぶ様子もまるで本物の鳩と遜色がないといい、鋭敏な感覚を持つはずの動物も警戒することなく、鳥たちも仲間だと思って一緒に飛ぶというから驚きだ。
ただし、今のところは時速40キロほどで1時間半ほど飛ばすことができる程度の性能しかない上、広範囲を飛ばすことはできず、雨や雪や雷といった天候にも弱いという。このドローンには高性能カメラのほかGPSや通信装置が組み込まれているが、将来的にはAIも搭載させ、自律して行動できるようにしたいとのことだ。
中国政府はすでに新疆ウイグル自治区などでドローンによる広範囲な監視を行っているという。この鳥型ドローンが完成すれば、上空から誰にも気づかれることなく監視活動をよりスムーズに行えるようになるのだろう。
政府に常に監視されてプライバシーもなく、「良い市民」と見なされるようポイント獲得に躍起となる……そんなディストピア社会が中国で現実のものとなりつつある。とはいえ、市民のランク付けはともかくとしても、群集から特定の人をたちまち検出するような監視システムも、擬態UFOのように鳥などの自然物を象ったドローンも世界各国が熾烈な開発競争を繰り広げている。中国以外の国でもディストピア社会までの距離はそれほど遠くないというのが現実かもしれない。
参考:「Disclose.tv」「News Target」「Livedoor News」ほか
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