アップルが密かに「ユーザーをランク付け」している可能性が浮上! “ブラック・ミラー”が現実に!
スマホや電子メールが我々現代人の必須ツールとなって久しく、中でも世界中の人々がユーザーと言っても過言ではないほど浸透しているアップル社製品。そのアップルが、ひそかにユーザーのランク付けを開始していたとしたら……。
■アップルがユーザーを“ランク付け”!?
欧米で人気の高い1話完結型の近未来SFドラマ『ブラック・ミラー』(Netflix)では、各人の信用性を測る「社会信用スコア」で自分の行動が常に評価されている“ランク社会”が描かれている話があるが、どうやら現実のものとなりつつあるようだ。
アップルは先日、“ひっそりと” iTunesおよびApp Storeのプライバシーポリシーを変更(2018年9月18日付)。ユーザーの「デバイストラストスコア(デバイス信頼インデックス)」を使用してiTunesやApp Storeで詐欺を識別し防止する旨が記載された。
iPhoneとMacのユーザーに対して、購入時のデバイスの信頼性を計算するためにデバイスの使用に関する情報、つまり我々のおおよその電話記録や送受信する電子メールを含めた情報を使用するという。アップルは製品を通じて何かを購入するたびに毎回、信じられないほど幅広い顧客情報を照合できるという権限を法的に得ているのである。
アップルによると、この処置は詐欺を軽減させる最先端の方法だというが、固有のデバイス識別子よりもデバイスのアイデンティティをより正確に認証する方法は完全に明らかではなく、プライバシーポリシー上でも具体的な説明がされていないため、この一方的な宣言には懐疑的な声も多く上がっているという。
■政府機関にも情報を渡すことができる
また、この警告はiOSデバイスとApple TVの両方で表示されるが、電子メール送信や電話をかけられないApple TVに対してもなぜこの表示を出すのかが不明であり、アップルが「トラストスコア」の本当の性質や意図について正直に語っていないと疑う人々もいるようだ。
アメリカの公民権擁護団体は、市民を監視するために必要に応じてデータを得ることができる国防総省の諜報機関であるNSAのような政府機関などにも情報を簡単に渡すことができると指摘。また、もしも情報がハッキングされた場合、犯罪やテログループに悪用されることで被害は計り知れない事態になることも懸念している。
ネット上での買い物やSNS、ダウンロード等、すでにあまりにも日常的になんらかのAppleデバイス(あるいはその他のデバイス)を使用しているため、生活から排除することは現実的に不可能であるが、便利さと引き換えに自分たちの嗜好や支払い能力といった諸々の情報を先方に引き渡して、しかも評価までされている、という意識を我々は頭の片隅に持つべきかもしれない。
普段はスルーしがちなプライバシーポリシーであるが、ぜひ一度目を通してみてはいかがだろうか。
参考:「Disclose.tv」、ほか
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