40年以上前に殺害された男性を発見、その“きっかけ”に世界が驚愕! 胃袋から生えた●●が目印に!
■キプロス紛争で放置された2002の遺体
今回、アーメットさん他2名の遺体を発見したのはキプロスの行方不明者捜索委員会(CMP)であり、1963年から1974年の間にキプロス島で失踪したと報告された2002人を探し続ける団体だ。この活動は1981年、キプロスのギリシャ系とトルコ系住民双方の合意のもと、国の支援を受けて始まった。CMPは失踪者のリストを作成し、彼らの失踪の背景に何があったのかを調査するよう任されているのだ。
CMPは遺体を発見後、身元確認のために失踪者の遺族から血液サンプルを採取し、捜査対象の人物が失踪する前に着ていた衣服など可能な限り多くの所持品データを用いて調査を進めていく。
キプロス島では現在までに合計1222回にも及ぶ遺体の発掘が行われており、その発掘率は26%と公表されている。トーマス・アントニオ氏とスラー・ムラット氏率いる10人で結成された調査チームは、現在までにアーメットさんを含む890人の遺体の身元確認に成功している。
いまだ多くの遺体が眠る島内で洞窟内に生えた一本のイチジクの木から始まった奇跡のようなストーリーは、驚きと共に紛争の果てに起きた惨劇を思い起こす島民も多いだろう。
混沌とした時代を迎えたヨーロッパの中で、国家分断が固定化してしまっているキプロス島に、イチジクの花言葉にある「平安」と「裕福」な暮らしが実現する日がやってくるよう心から願う。
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2024.10.02 20:00心霊40年以上前に殺害された男性を発見、その“きっかけ”に世界が驚愕! 胃袋から生えた●●が目印に!のページです。死体、清水ミロ、遺体、洞窟、キプロス、イチジク、キプロス紛争、民族紛争などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで