巨乳が一転、おっぱいが3つになって人生激変した女の苦悩!! 乳首から“ミミズ”も出現「私を知ってほしい」=米
■あまりにもお粗末な形成外科手術の失敗例
しかし、悲劇はそれだけでは終わらず、フェレルさんは乳首から何かが出ていることに気づく。長くて細い、まるでミミズのようなその物体は脂肪だった。ある日ビー玉大の肉片のような物が胸から落下したのを見て、パニック状態で付近の救急病院に駆け込んだフェレルさんに医師たちが告げたのは、「形成外科手術の失敗例だ」という事実であった。
病院からは抗生物質が処方されたが、体には再度手術で除去しなくてはならない脂肪の塊が残った。その中でも約6センチ大の壊死した部分に激痛すら感じるようになったフェレルさんは、これらの状況を引き起こした原因として、乳房縮小術の際に皮膚を強く引っ張りすぎたことを指摘している。
フェレルさんは現状を変えられる医師を探し、外出時にはいかなる時も、もう1人の息子であるジョーさんに付き添ってもらっている。常に自分の後ろを歩くようにし、腕の内側の3つ目の乳房が見えないよう見張ってもらわないと、外出すら難しくなってしまったフェレルさんはすっかり自信をなくし、その暮らしぶりはまるで世捨て人のようだと語る。
フェレルさんは、医療機関にかかるなら何よりもまず慎重に医者を選ぶようにと唱えている。
「手術を受ける人たちを批判するわけではありません。ただ、手を尽くして一番良い医師を見つけてほしいのです」とフェレルさんは訴える。また熟考を重ねた上で、その手術が自分にとって本当に必要かどうか確信をもつことも大切だとしている。
「この数年はつらく苦しいものでしたが、この苦しみから女性たちを救い、また未然に防ぐためにも私の体験を広めたいのです」とフェレルさんは語気を強める。
アメリカは医療先進国だが医療過誤も多く、心疾患やガンに続き3番目に多い死因の可能性があるともいわれている。フェレルさんにとっては耐え難い経験なのは明らかだが、再建手術を受けてかつての自信と暮らしを取り戻してもらいたいものだ。
(文=清水ミロ)
参考:「Daily Mail」、ほか
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