【閲覧注意】母親「我が子の頭部が恐ろしい」 脳が頭蓋骨から“押し出された”赤ん坊が誕生! 小さな傷も大ダメージに…=パキスタン

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20181122_baby_01.jpg画像は、「The Daily Mail」より

 七福神の一つとされる福禄寿は、頭が異様に長い老人の姿で描かれることが多い。そんな福禄寿のような頭を持った生後3カ月の赤ん坊が、パキスタン南部シンド州の町ドックリにいる。彼女の名前はアニラ・アリ。頭が異常に大きくて軟らかく、医師によると重度の「頭蓋骨縫合早期癒合症」だという。

 頭蓋骨縫合とは、何枚かに分かれている赤ん坊の頭蓋骨にあるつなぎ目のこと。脳が急速に拡大する乳児期には、縫合部分が広がり、脳の成長に合わせて頭蓋骨も拡大する。しかし、頭蓋骨縫合早期癒合症では、縫合部分が通常よりも早い時期に癒合してしまうため、頭蓋骨が変形して、同時に脳を圧迫する障害をもたらす。変形した頭部は、舟状頭や三角頭、尖頭などの種類に分類される。

 アニラちゃんのケースでは、成長に伴って頭部に圧力がかかり、脳が頭蓋骨の外側に押し出されているという。同時に、脊髄の一部が突出する「脊髄髄膜瘤」も患っており、背中に腫瘍が発生する可能性も危惧されている。

「3カ月前、民間の診療所でアニラを出産したとき、私はうれしかったのを覚えています。でも、その頭を見て恐ろしくなりました。アニラの頭は正常に発達しなかったので、医者はラルカナ(シンド州北部の都市)の子供病院に連れて行くように言いました。アニラの頭はとても柔らかく、小さな傷でさえ大きなダメージになる、と医師から忠告されています」(アニラちゃんの母親ナウシャバさん(19))

 ナウシャバさんと夫のアマド・アリさん(21)は、アニラちゃんをラルカナに連れて行き、そこでパキスタン最大の都市カラチのジンナー大学院医療センターに連れて行くようアドバイスされた。しかし、夫婦には430キロもの旅をするだけの金銭的余裕がなかったことから、彼らの友人と家族は、カラチへの旅費と滞在費として約12万円を貸した。1日の稼ぎが約600円のアマドさんにしてみれば、かなりの額の借金をしたことになる。

 ジンナー大学院医療センターの脳神経外科医、ラザ・リズヴィさんによると、まずはアニラちゃんの脊髄髄膜瘤を手術し、頭蓋骨の外科手術はまだ手順が決定していないという。幼いアニラちゃんの脳を手術すると、発作や神経損傷などのリスクが高まるからだ。アニラちゃんの成長を待ち、適切な手術が実施されるということだろう。アニラちゃんの手術が無事に成功することを願いたい。
(文=標葉実則)

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