金縛りは宇宙人の仕業だった!? 人間を麻痺させて拉致るのはエイリアンにとって当然の危機管理(最新分析)

■一部の睡眠麻痺はエイリアンの仕業か

 睡眠麻痺の体験談を聞いてみると、奇妙なことに睡眠麻痺の間に誰かが近くにいる気配を感じたと訴える声も少なくない。そして耳障りなハミング音が聞こえたり、異様な光を見たりして恐怖に襲われたと語る体験者も多い。

 また何らかの存在が寝ている自分の胸の上に乗っていて、その重みで息苦しくなり、その存在から身体を揺さぶられたり小突かれたりして恐怖を味わったというケースもよく語られている。もちろん必死に抵抗を試みても身体を動かすことができず、まったくの徒労に終わる。

 睡眠麻痺はきわめて多くの人々が経験しており、体験者の数はもちろんアブダクティーの比ではない。しかしその体験の内容を比較検証すると、睡眠麻痺とアブダクション体験には似たような要素があることも指摘されてくる。特に何らかの“存在”に接触している時には身体が動かないという点はアブダクションと睡眠麻痺で共通している。

金縛りは宇宙人の仕業だった!? 人間を麻痺させて拉致るのはエイリアンにとって当然の危機管理(最新分析)の画像3Express」の記事より

 そこで英紙「Express」の記事では、エイリアンが睡眠麻痺を引き起こしている可能性が示唆されている。アブダクションであれ睡眠麻痺であれ、エイリンアンが人間に近づく際には何らかの方法でいったん麻痺状態にしてから接近するのが常であるということだ。エイリアン側のリスクを考えた場合、ある意味では当然の危機管理と言えるのかもしれない。

 もちろんすべてのアブダクションが睡眠麻痺に起因するものではないだろうが、特に就寝中のベッドからアブダクションされた体験などはかなりの程度、睡眠麻痺が関わっていると考えられるだろう。そして一部の睡眠麻痺はエイリアンの仕業であるとすれば、次に“金縛り”にあう夜を思うと不穏な予感で胸がざわめくが、一方でエイリアンに会えるという恐いもの見たさの期待感も抱かせてくれる、そんな情報と言えるだろう。
(文=仲田しんじ)

参考:「Express」、ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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