1世紀にわたり近親相姦が受け継がれた「ゴーラー一族」の闇! 家族全員で日々強姦、少年少女も、隔離された土地の密室で…!
■14歳の少女の告白
親族間での近親相姦が絶えなかったゴーラー一族だが、1984年に悪事が公になる。家族間で行われている“おぞましい真実”を告白したのは、ゴーラー一族の14歳の少女。彼女は学校職員に「月に10~15回の頻度で強姦されている」と涙ながらに打ち明けたという。この供述を聞いた職員は、カナダ連邦警察に通報。捜査が行われた結果、虐待と強制的な近親相姦が何世代にもわたり繰り返されてきたことが明らかになった。
捜査に対して一族の大人たちは、当たり前のように虐待や近親姦があったことを認めたという。彼らは子どたちへの“性的征服”に共通の感性を持ち、一般的な道徳から外れた悪事でさえも自慢気に供述した。ゴーラー一族の間で世代から世代へと強制的な近親相姦が受け継がれていることが明らかになると、マスコミは一族に注目し始めることになる。
■受け継がれていた近親相姦
捜査によって、子どもたちの多くは父、母、おじ、おば、姉妹、兄弟、従兄弟による性的虐待の被害者であったことが発覚。さらに時には、子どもたち同士が近親相姦を強制されることもあったそうだ。そして一族の大人は16人が逮捕され、13人が裁判にかけられることになった。
裁判では一族の間で1世紀にわたって近親相姦が“受け継がれてきた”ことが発覚。しかし“加害者”である大人たちは、自分たちも幼少期に性的暴行を受けていたため“彼らもある意味で被害者”であることが明るみに。裁判は難航したが、最終的に13人の被告には1~7年の懲役刑が宣告されている。
■一族から抜け出した少女
裁判中もゴーラー一族は世間の注目を集めており、1998年にはカナダのジャーナリストが『On South Mountain: The Dark Secrets of the Goler Clan』という本を出版。事件の詳細が書かれた同書は世界中で話題になった。
またゴーラー一族の“悪事”が明らかになると、子どもたちは国の保護下に置かれることに。さらに“悪事”が世間に明るみになる前に11歳で一族から抜け出した女性ドナ・ゴーラーは、裁判における“重要な証拠”として検察側と弁護側の両方で真実を述べた。彼女は大人になると活動家として活躍。より厳しい児童虐待防止法の制定や、有罪判決を受けた小児性愛者から子どもの保護を呼びかける活動、刑法の改正を訴え続けている。
(文=山下史郎)
参考:「LISTVERSE」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊1世紀にわたり近親相姦が受け継がれた「ゴーラー一族」の闇! 家族全員で日々強姦、少年少女も、隔離された土地の密室で…!のページです。逮捕、カナダ、虐待、強姦、山下史郎、ゴーラー一族、伝統などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで