人間の頭蓋骨が祀られる広島県の廃寺に潜入取材! 住職が夜な夜な髑髏を舐め…地元民「危険すぎる場所」

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 ニンゲンの頭蓋骨を見たくて、この廃寺に来たのだが、それはどこにもなかった。そのまま奥の部屋に行ってみると、入口の近くに黒い和服を着ている日本人形が置かれているのが目に入った。さすがにこれには、「ハッ!!」とさせられたが、聞かされていたほど霊的なものは感じられなかった。そんなことから、帰ろうとして歩いて行くと、異変が起こっていることに気づかされた。門の近くにある石仏に供えられていた≪しきび≫がバキバキに折れていたのだ。もしかすると、イノシシや猿などの動物が、体を擦りつけたのかも知れないと思ったが、周りには、動物の毛などは落ちていなかった。もちろん、誰かが来たような気配はなかった。長居は禁物と考えて山を離れ、近くの畑で農作業をしていた男性に話を聞いた。

「あそこは、曰くつきの場所なのです。あなたたちは、何てアブないことをしたのですか!? 境内の鐘がなったり、足音が聞こえたりするという話は嘘ではありません。隣町に住んでいた檀家さんから聞いたことがあります。昔、寺に安置されていた髑髏は、住職の祖先のもので、夜な夜な愛でていたという話もあります。住職は、偏屈な人でしたね~。そう言えば、住職が寺を離れるときに、祖先の遺骨を小さな骨壺に詰めて置いて行ったようですよ。それが、『守り神』になっているみたいです。言っておきますけど、2度とあそこには行かない方がいいですよ!」

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 この話を聞いた後、筆者と友人は、三和町にある真言宗の寺でお祓いを受けた。そして、その帰り道、車の中でスマホの画像をチェックしていると、廃寺で撮った友人の顔が消えていることに気づいた。祭壇に祀られている小さな骨壺を、友人が持っているところを写真に撮ったが、その画像には、骨壺しか写っていなかった。友人に「ピザでも食べに行こうか?」と言ったが、「もう帰ります」と言って、彼は、すぐ近くの停留所に来たバスに乗って行ってしまった。
(文:小倉門司太郎)

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