【カンボジアで元自衛官の日本人が強盗殺人事件】日本人初の殺人ナイフ、覚せい剤密輸疑惑…事件記者が予想する“背景”とは!?
強盗するのであれば、GDP統計(2017年度)で世界26位のタイを選ぶのが普通ではないであろうか。カンボジアは近年成長を遂げているが、GDP統計で考えれば109位とガクンと落ちる。
彼らがカンボジアに行く前にタイに入国したのは、日本人が多く渡航する国の1つでチケットの安さもあったのであろうが、果たして例えが悪いが、お金持ちの家(タイ)に侵入して、貧しい隣の家(カンボジア)への侵入の足場にするであろうか…。
だからこそ事件記者たちは、タイに入国した後、陸路でカンボジアに入国し、覚醒剤の密輸を企んだのではないかと考えているのだ。
もちろん、それが何故殺人事件に繋がったのかは解明されていない。2人の容疑者の供述では「殺すつもりはなく、心から反省している」と話しているというが…。
この事件にはもう一つポイントがある。タイは麻薬に厳しい国であり、覚醒剤を大量に持っていれば最高刑で死刑も考えられる国である一方、カンボジアも麻薬には厳しいが、最高刑でも無期であり、金を払えば大幅な減刑、刑務所での充実した生活が確保される。
「覚醒剤はタイでも結構流通していますが、値段は決して安くはありませんし、捜査で捕まるリスクも高いので、本当に信用している仲間内で売買をしています。それと最近は政治も落ち着いてきたせいか、ヤーバーと呼ばれる錠剤が復活してきていますね。だけどこれは日本人には人気は高くないです。そしてタイは大麻が主流ですが、それに比べてカンボジアで覚醒剤は比較的簡単に入手可能なんです」(現地事情通A氏)
さらに、この事件でもう一つ注目されていることもある。
それは犯行で使われたカランビットナイフだ。日本人がカランビットナイフを使った殺人事件は初めてではないだろうか。
このナイフは軍用などで使われている殺人用のナイフだが、現在も通販サイトなどで普通に購入が可能だ。
どんな理由があっても、人を殺す事は許される行為ではない。
被害者の冥福を心からお祈り致します。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊【カンボジアで元自衛官の日本人が強盗殺人事件】日本人初の殺人ナイフ、覚せい剤密輸疑惑…事件記者が予想する“背景”とは!?のページです。タイ、覚せい剤、カンボジア、強盗殺人、シェムリアップなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで