「日本語話せる韓国人女性を覚醒剤の売り子に…」覚醒剤密売の新拠点・通天閣の売人に直撃取材! 西成で売らない理由も
——ネットでの売買はやってないのか?
「この地域では無理やな」
——中継する人間には何割渡すのか?
「シャブが1万円でその中から千円渡すだけや。それでも1日10人は紹介してくるからちょっとした小遣いになるやろな」
——覚醒剤はどこから仕入れるのか?
「ワシら末端に近い中間卸しの売人は分からへん。だけど九州経由は少ないとちゃうんかな、今は」
——一時期は覚醒剤の出し元といえば九州という状況だったが、今は変わったのか?
「今は東京から入っとるのが多いやろ。わざわざリスク冒して東京から運ばんでも思うけどな」
——実際に立っていると逮捕されるリスクがあると思うのだが?
「ワシは立ってないで。立ってるのはワシらの下のホンマの末端や。ワシは電話を受けて、『こんな洋服着てる奴に渡せ』とか通天閣の周りにいる奴に指示するだけや。時代は変わったやろ」
——売っているのは覚醒剤だけなのか?
「大麻も一時期売っとったけど、西成ではホンマに需要が無いんや。東京ではコカインとか流行っとるらしいけど、西成は何といっても覚醒剤や。それと精神安定剤やな。覚醒剤をやり過ぎて抜くときに一回精神安定剤を入れて寝て抜くんや。それ今は他の業者が売っとるよ」
——一番聞きたいことだが、最近の売り子は見た目では絶対に分からないスタイルと聞いた。
「キャリーバッグゴロゴロ転がせたり、流行りのカフェで座らせたり歩かせとるんですわ。日本人じゃないですよ。日本語は話せるけど韓国人ですわ。韓国語を話しながら観光客のフリをして、売り子をやってますわ。日によって変わるから絶対に現場を押さえられなければ分からへん。男女で売り子やらせとる日もあるし、マチマチやな。その自信があるからこうやって教えとるんですわ」
——その売り子はどうやって見つけたのか?
「無届けの民泊が沢山あるやないですか。ミナミや西成に。そこに泊まっとる奴らから口コミで人が集まってくるんですわ。だから売り子は沢山おる。そりゃ日本観光も出来て日当が2〜3万円になれば喜んでやりますよ。観光で1週間来て、その中の2,3日でもやればツアー代も出るんやし」
悪の巣窟となっているのは違法民泊だった。
筆者は過去の記事で違法民泊について問題提起したこともあるが、ここでもそのような民泊の悪の活用方法があったのだ。
西成で長く覚醒剤の密売を行い『シャブ屋の懺悔 西成密売40年』などの著書を持ち、現在は薬物更生支援施設達磨塾を主宰する木佐貫真照氏に話を聞いた。
「通天閣は昔から裏西成というか、西成に立っていない時は通天閣に行けば売り子がいるかも知れないと言われていた場所です。映画館とかビデオボックスが密売の拠点となっていた時期もありました。観光客のフリをする方法は聞いたことが無いですが、この地域から覚醒剤が無くなる事は絶対にありません。それと所轄が違いますからね。西成の“あいりん地区”は西成署、通天閣は浪速署の管轄だからどうしても手薄になってしまうのでしょう」
この地域から覚醒剤を一掃することは、夢物語に過ぎないのであろうか。
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2024.10.02 20:00心霊「日本語話せる韓国人女性を覚醒剤の売り子に…」覚醒剤密売の新拠点・通天閣の売人に直撃取材! 西成で売らない理由ものページです。大阪、覚醒剤、売人、密売、西成、民泊、通天閣などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで