初対面の男女が人前で“即SEX”するマッチング風習が実在した! 肌の相性を確認し合う伝統的「再婚トライアウト」の実態暴露!
【日本奇習紀行シリーズ 近畿地方】
「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、相手方に三行半を突きつけられたような人間でも、その後に出会った別の相手から熱望される形で、その伴侶となるケースは、今も昔も変わらず存在している。今回ご紹介する風習は、まさにそんな男女の妙を垣間見ることができるものであるといえそうだ。
「一度や二度でうまくいかなくったって、三度目でうまくいく場合だってある。だからここいらじゃね、昔はそういう機会を設けていたんだよ」
その昔、近畿地方のとある地域で行われていたという、「バツイチ男女」たちにまつわる奇妙な風習についてそう語りはじめたのは、当地で生まれ育ち、現在も屠畜業を営んでいるという安田永三さん(仮名・80)。安田さんの話によると、その昔、当地においては、何らかの事情で離縁された男女が、再婚を目指す形で参加するマッチングイベントともいうべき行事が、定期的に行われていたのだという。
「まあ、いろんな事情はあるにせよ、一度は添い遂げようと思った相手に、三行半を突きつけられて別れるっていうのは、昔からあったわけ。男も女も。けど、このあたりじゃ、そういう男と女を集めてね、集団見合いとでもいうのかな。そういう催しを開いてね、再婚相手を見つけさせるっていう習慣があったんだよな」
現代でこそ、バツイチやバツニ程度であれば、比較的容易に、再婚相手を見つけることができるようになってはいるものの、離縁されることがある種の「恥」として認識されていた時代に、再婚相手をマッチングさせる習慣があったと聞けば、驚きを禁じえないというのが正直なところ。しかもそうした会においては、「肌の相性」を確認する目的で、人目を憚ることなくいきなり性行為に及ぶ男女も珍しくなかったというから、現代の我々からすれば、にわかに信じ難い内容であるといえる。しかし思いのほか、当地におけるこの習慣は機能していたようで、佐藤さんによると「男も女も、7、8割は再婚できたように思う」のだという。
「もっとも、そうやって再婚相手を見つけてもね、また離縁するっていうこともあるわけ。けど、別に年齢制限があるわけじゃないから、当時はね、みんな、何度もそういう催しに参加してね、相手を見つけようとしていたものだよ」
毎年プロ野球がシーズンオフへと突入すると、各球団を解雇された選手たちが、合同トライアウトや、各球団のテストを受けることで、新天地での捲土重来を目指すが、「再婚トライアウト」ともいえる当地におけるこの習慣、その内容こそ奇異なものであるとはいえ、需要と供給とをマッチングさせるという意味では、ある意味、理にかなったものであるのかもしれない。
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