北朝鮮の漁師が「命懸けで狙うイカ」を食べたら大変なことになると発覚! 体験者が激白!
先月7日、水産庁の漁業取締船と衝突・沈没した北朝鮮の大型漁船は、イカを追って日本の排他的経済水域(EEZ)に侵入したとみられる。漁師たちが命懸けで追うイカだが、「北朝鮮国内で食べたところ、腹を壊して病院送りになった」という衝撃的な証言が飛び出した。
スルメイカなどの好漁場とされる大和堆(たい)は北朝鮮東岸から何百キロも沖にあり、北朝鮮は今にも沈没しそうな木造船や鉄製のボロ船で大挙して操業。案の定、水産庁の船が接触して、あっという間に沈没した。機関が壊れて漂流する北の木造船は、もはや日本海沿岸で冬の風物詩になりつつある。
そこまでして北が遠洋イカ漁に出るのは「近海の漁業権を中国に売却したため」(北朝鮮ウオッチャー)だという。近海で操業できなくなった漁師たちが、命懸けで大和堆まで漁に来ているというわけだ。
また、金正恩党委員長が進める経済改革で漁業分野の成長を求めているほか、「漁師たちが外貨を獲得しようと必死になっている」(同)など諸説あるが、いずれにせよカネ目当てであることは間違いない。
北によく出入りするという日本在住の50代男性は「この前、たまたま知人と行ったレストランでイカを出された。おもてなしだったので、食べざるを得なかった」というが、翌朝から激しい下痢に襲われたという。
北でイカは、日本と同様に焼いたり、さっと湯通しする刺身「スクフェ」、茹でたイカをキュウリと薬味で和える「ムチム」で食べる。男性は日本海で水揚げされたというイカを炭焼きで食べたというが、大当たりしてしまったそうだ。
数日後、日本へ帰国したが「市販の下痢止めや整腸剤がまったく意味をなさなかった。就寝中も、2時間おきにトイレに駆け込むほど。結局、病院で抗生物質を処方してもらい、4日ほど飲み続けてなんとか収まったが、5kgほど痩せた」と、壮絶なものだったとか。
「遠洋が漁場で、漁船に冷凍設備もないため、鮮度が悪い。あっちの人はおなかが強い人が多く、同席した現地人は当たらなかった」(同)というが、日本の衛生環境に慣れた人にとっては、まさに九死に一生となったわけだ。
スルメやさきイカといった加工品は中国への輸出するほか、国内需要も高いようだが、北朝鮮でイカを食べるのはやめておいたほうがよさそうだ。
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