アフターコロナの世界の「最強リーダー」はあの男だった!トランプでもメルケルでもなく…国際政治ウォッチャーがナナメ目線で選出!

トランプ大統領。画像は「Wikipedia」より引用

 トランプ大統領は、新型コロナ治療薬としては未承認の抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を毎日服用することで、コロナを防げると本気で信じているらしい。この薬は心臓などの循環器系に深刻な副作用をもたらすとされているが、本人がまるで気にしていないために、結果的にこの薬がトランプ大統領を無敵状態に保っているように見えてしまっている。

 もっと科学的な意味で最強状態に到達しているのがイギリスのボリス・ジョンソン首相だ。なんといっても世界の指導者の中で唯一、新型コロナ感染で死にかけたことが大きい。実際に、一時期は集中治療室の担当医が諦めかけるほどの深刻な状態まで陥っていたのである。

 その死の淵から蘇った段階で、結果的にジョンソン首相の体には新型コロナの免疫系が完成してしまった。つまりこれから先、イギリス首相はG7各国の中で唯一、コロナをまったく恐れる必要がないリーダーシップを発揮することができるようになったのだ。

 さて、世界のリーダーというと語弊があるかもしれないが、新型コロナとの戦いに世界でも稀有な形で無謀な対策を主張するリーダーがいる。ブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領だ。彼はブラジルのトランプとよばれるほどの過激なリーダーシップと政策で知られている。

 新型コロナの拡大期にはまだ夏だった南半球のブラジルでは、秋に入った5月から急速に新型コロナ患者が増加しはじめ、あっという間に患者数は40万人に迫りアメリカに次ぐ世界第2位のコロナ感染国となってしまった。

 ブラジル各州の州知事が独自のロックダウン政策でコロナからブラジルを守ろうとしている状況で、なぜかボルソナロ大統領だけが死者数が増えても「それで?」と言い放ち、「コロナを恐れることは経済を殺すことだ」とロックダウンに大反対し、自身もマスク無しで支援者の集会に参加するとともに、日々、経済を回すための有力者との外食にいそしんでいる。

 トランプ信者であるボルソナロ大統領は「トランプ氏同様にヒドロキシクロロキンを服用しているので大丈夫だ」と周囲に語っているが、彼のコロナ対策への自信は実はそこではないらしい。

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