1000京ドル(10垓円)の価値ある惑星「プシケ」をNASAがついに本格調査! 持ち帰ったら世界経済激変必至!

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プシケ。画像は「Forbes」より

 世界経済をはるかに凌駕する価値を持つ超巨大鉄隕石の調査にNASAが本格的に乗り出した。

 超巨大隕石は「プシケ(16 Psyche)」と呼ばれる太陽系小惑星のひとつで、火星と木星の間の小惑星帯を公転する、幅200kmあまりの巨大な鉄の塊である。既報にもある通り、プシケは大量の金属を含有し、その総額は世界経済(約7370兆ドル)のおよそ1356倍にあたる1000京ドル(約10垓円)だと推測されている。しかも、これは鉄に限った話である。プシケは鉄の他にも金・プラチナ・銅などのレアメタルも含有しているとみられ、実際の価値はそれ以上になると見積もられている。

 プシケが経済界にも注目されていることは、7月7日付の米経済誌「Forbes」オンライン版が、NASAがプシケに送る探査ロボットが、審査の1つである「クリティカル・レビュー」を通過したことを報じていることからもうかがえる。

NASA Teases ‘Psyche,’ A Robot To Explore An Asteroid Worth More Than Our Global Economy(Forbes)

 同誌のインタビューに答えた技術者が、「クリティカル・レビューは最も厳しい審査の一つですが、我々は見事に合格しました」と歓喜の声をあげているように、どうやらこの審査はミッションの実行においてかなり重要な位置をしめる審査だったようだ。

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プシケ探査機の想像図。画像は「Forbes」より

 とはいえ、調査ロボットの打ち上げ予定は2022年の8月。まだまだ完成にはほど遠い。プシケがなんの変哲もない小惑星であれば、経済紙の「Forbes」がここまで注目することはないだろう。

 プシケは地球のコアとよく似ており、死んだ惑星の中心部が露出しているものではないかと推測されており、表向きNASAは純粋に科学的な理由からプシケの調査を行うようだが、本当にそうだろうか?

 もしかしたら、この調査はプシケの資産価値を正確に評価するための調査なのではないだろうか? そんな妄想もしてみたくなるが、アリゾナ大学のリンディ・エルキンス=タントン教授によると、万が一この隕石が地球にもたらされた場合、レアメタルを所有・取引する世界中の政府や持ち株会社の価値が暴落するだけでなく、採掘会社から貿易会社まで大きな影響を被ることは間違いなく、究極的には世界経済の崩壊につながる危険性まであるという。

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