『現代美術史』の著者・山本浩貴氏が現代美術の最前線を2日間で完全解説!! 前代未聞の講義イベント開催!

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 最新、最前線のアートに関する講義を、大学半期分に当たる2日間の集中講義で学べる「ホワイトルーム」。

 第2回は、山本浩貴氏(『現代美術史』(中公新書)の著者)による「現代美術史」。2月20日(土)、21日(日)開講です。

山本浩貴『現代美術史』

 「現代美術」という言葉に明確な定義はなく、それゆえ「現代美術史」に「正史」は存在しません。「現代」の美術は常に生成されており、歴史化することは難しいのです。しかし本講座は、それに果敢にもチャレンジしていく2日間です。

 主に1960年代から現在までをカバーし、それぞれの時代において、何が、どのような社会=政治的・歴史的・地政学的な文脈の下で「芸術」とされ、何が「芸術」ならざるもの(非芸術、反芸術)とされてきたかを概観していきます。

 とりわけ「現代美術における社会的実践」にフォーカスして、「ソーシャリー・エンゲージド・アート」、「リレーショナル・アート」、「ソーシャル・ワークス」など、様々な類似の用語の整理も行います。また現代美術における社会的実践にとって非常に重要なインスピレーション源となったフェミニズムの芸術実践についても検討を加えていきます。

講義の詳細はこちら。
https://cyzo.co.jp/whiteroom_yamamoto_01/

 1月に行われた第1回講義の神野真吾氏による「西洋美術全史」はまさに白熱講義で、聴講者からは再度、受講したいとの声も多く届きました。

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第1回・神野真吾氏による「西洋美術全史」の講義風景

 前回に続き今回も緊急事態宣言下のため、オンライン講座も開講いたします。

 ホワイトルームは、3月以降も基本月1回のペースでトップクラスの講師による最前線のアートに関する集中講義を続けていきます。

ホワイトルーム講義予定・お申込みはこちらから

 3月は、松下徹(SIDE COREディレクター)さんによる「ストリートアートとは何か」。3/14(日)。
https://cyzo.co.jp/whiteroom_matsushita_01/
※本講義は【1日集中講義】です。

 「日本ではストリートアートというとBanksyだけが取り糺されていますが、そもそもBanksyはストリートアーティストの1人であり、グラフィティとストリートアートへの理解があってこそBanksyについてより深く知ることができます。またストリートアート について考えるとき、一般的に欧米だけを中心としたカルチャーとして捉えられていますが、日本、特に東京はストリートアートの歴史の中で非常に重要な場所です。本講座では現代美術とグラフィティを中心としながら、ファッション/ヒップホップ/インターネットカルチャー/デモ、様々な運動が混ざり合うストリートアートについて解説します。ストリートアート について知ることは「もう一つの美術史」に光を当てることと同時に、東京の記憶を発掘することにも繋がります。帰り道の渋谷の街がいつもとは全く別の風景に映る、そんな講義にしたいと思っています。」(松下氏/シラバスより一部抜粋)

 4月は、加治屋健司さん(東京大学教授)による「日本現代美術概論」。4/17(土)、4/18(日)。
https://cyzo.co.jp/whiteroom_kajiya_01/

 GW中は、卯城竜太さん(Chim↑Pom)による「Chim↑Pom and more」(仮題)。4/29(木)と4/30(金)。[募集ページ準備中です]

 以降も、月1での連続集中講義を予定しています。

第2回目講義・山本浩貴氏による「現代美術史」の詳細、お申込みはこちらです。
https://cyzo.co.jp/whiteroom_yamamoto_01/

ホワイトルームとは

 日本の教育では、そもそも「アート作品をどのように見ればいいのか」という基本的なことが確立されない。なぜなら日本の学校で使用されている「美術(アート)」の教科書は、日本と欧米では大きく違っているから。日本の「美術」の教科書は薄く、アートは自由に見ることが大事だと書いてある。一方、欧米の「アート」の教科書は分厚い。それは「アート」=「美術史」だから。現代美術の最前線の作品にはラスコー洞窟絵からはじまるギリシア・ローマ、キリスト教、ルネッサンス、印象派などなど膨大なヒストリーとコンテクストがあり、それをどれだけ感受できるのかが重要で、それこそが教養の基準とされている。それは日本の教科書では学べない。美術史を知らないから、いつまでたってもリテラシーが確立できない。

 ホワイトルームでは、アートのリテラシーを底上げするために、最前線にいるトップクラスの研究者、最前線のアーティストによって、大学半期分の授業を2日の集中講義で行います。
※講義によって、【1日集中講義】の場合もございます。

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TOCANA編集部

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