首が長くなりすぎた美女が凄い! 止まらない異常な成長… 家族の愛に支えられ自分を受け入れる
東南アジアの山間部には、「首長族」として知られる民族が住んでいる。首長族の間には、選ばれた女性が首に金色の真鍮リングを着用し、首を長く見せる風習がある。首が長いことを「美」と捉えているという説もあるが、その真偽は定かではない。首長族のように特殊な風習を有しているのでない限り、首が長過ぎることは歓迎されない身体的特徴と見なされがちだ。
クリミア半島セヴァストポリに住む女性、リュドミーラさん(25)は、「マルファン症候群」の影響で首が長くなった。マルファン症候群は、眼や骨、心臓、血管、肺、中枢神経系などに異常が生じる非常に珍しい遺伝性疾患で、手足が長く細くなったり、椎骨が変形したりするといった症状が現れることがある。血管や呼吸器などに異常が生じるため、さまざまな合併症も引き起こしやすい。
リュドミーラさんの身体が異常な成長を始めたのは11歳のときだった。彼女の母親であるオルガさんは「娘がとても早く成長するので、絶え間なく続く問題がありました。娘は年に3回は内分泌専門医のもとを訪れ、腎臓と肝臓を定期的に検診する必要もありました。骨は早く成長し、14歳で身長が約2メートルありました」と当時を振り返る。
リュドミーラさんの現在の身長は2メートル2センチで、首の長さだけで約18センチである。幼い頃の彼女は自らの外見を恥ずかしがっていた。他の女子も男子も彼女より身長が低かったからだ。しかし、16歳の頃、「逆に自分はとてもかっこいい」と思い始めたのがきっかけで、自らの外見を受け入れられるようになった。それ以来、物事の感じ方もがらりと変わった。姉のタマラさんはリュドミーラさんとは異なりマルファン症候群ではないが、妹と同じくらいまで身長が伸び、その結果姉妹の絆が強まったという。
「私たち(リュドミーラさんとタマラさん)は双子だとよく勘違いされます。私たちは髪の色も目も唇も違っているにもかかわらず、身長が同じなので、私たちは双子に見えるようです」
そう語るリュドミーラさんとタマラさんは高身長を活かして、天井の埃を払ったり、壁に絵をかけたりと大活躍である。両親は「子供たちに感謝しています」と言う。それに対してリュドミーラさんは「そうするのに、私たちは椅子を必要としないんです」と笑顔で答えた。
あるとき、公共交通機関で一人の男性がリュドミーラさんの隣に座って、彼女に「私には7人の子供がいますが、全員チビです。だから、子供たちにもっと成長して、背が高くなってほしいんです。あなたはどうやってそんなに身長が高くなったんですか? その秘密を教えてくれませんか?」と尋ねた。男性はとても真剣だったが、リュドミーラさんは「そんなのわかりません!」と答えるしかなかったという。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊首が長くなりすぎた美女が凄い! 止まらない異常な成長… 家族の愛に支えられ自分を受け入れるのページです。美女、マルファン症候群、首、高身長、姉妹、遺伝性疾患、標葉実則などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで