生娘の陰毛、オナ禁明けの精子、赤ん坊の便… 北関東に伝わる不老長寿の秘薬を取材! 節分に豆の代わりにバラ撒かれた!?
【日本奇習紀行シリーズ 北関東】
昨年、そして今年は新型コロナウイルスの影響により、自粛ムードが漂ってはいるものの、例年、2月の節分には、全国各地で豆撒きなどの式典を行うのが通例となっている。しかし、日本各地の事例をつぶさに観察してみると、そうした節分の行事のなかには、なんとも信じ難いものも少なからず含まれているようだ。
「撒くには撒くけど、うちは豆なんか撒きやしないよ(笑)。みんな灰まみれになっちまうからそれどころじゃないもの」
その昔、北関東のとある山あいの寒村で行われていたという一風変わった節分の行事についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、今でも単身静かな余生を送る小川泰三さん(仮名・83)。なんでも小川さんの話によると、当地では豆の代わりに、代々伝わる“秘薬”を撒くのだという。
「そう、よそじゃさ、神社なんかに相撲取りだの女優だのを呼んで豆を撒くだろ? けどね、うちはね、灰を撒くの。不老長寿の薬だという灰をね」
見た目はただの灰に見えるものの、その実、古くから伝わる製法通り作り出されているという当地の秘薬。無論、その材料や製法については、既に作り手が消えて久しい今では、大半が謎のままだというが、いくつかの材料については、小川さんも祖父から聞いたことがあるのだという。
「この辺じゃ昔からどこの家でもこさえてたガマの油にね、ジャコウネコの干し肉やら、亀の血を乾かしたものだとかを入れて煮詰めるっていう話だけど、忘れちゃいけないのが毛ね。器量良しな生娘の下の毛を入れるっていうふうに聞いたよ」
たしかにジャコウネコやらガマの油などの類は、“秘薬”とされるものの材料としてはしばしば耳にするが、処女の、それも“美人”に限定する形で、その陰毛を入れるというのはあまり耳にしたことがない話だ。しかも小川さんとは別の、同村の出身者に聞いたところによると、1カ月ほど射精せずに溜めてから出した男性の精液や、赤ん坊の便などを入れるという話もあるのだという。
「なんでそんなもんを入れるかって? そんなの俺も知らないよ(苦笑)」
こうした材料を、膠を作る際に用いる鍋で煮詰め、固まったものんすり潰して一度天日で干し、さらにそこからいくつかの材料を加えて直接火にかけて灰にしたものだとされる当地の秘薬。無論、節分で撒く際には、材料となったものの原形は失われているが、そんな代物を浴びるというのは、たとえ有り難い効能があるのだとしても、どこか腰の引ける思いを感じてしまうのだが……如何だろうか。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?
※こちらは2020年の記事の再掲です。 ――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・...
2024.02.27 08:00奇妙運気を爆上げして「引き寄せの法則」を発動!! 激動の時代を生き抜くための波動グッズ3選
癒しフェア 2024in大阪 広瀬学 講演 「アリス矢沢透のなんでも応援団!内...
2024.04.19 10:00スピリチュアル生娘の陰毛、オナ禁明けの精子、赤ん坊の便… 北関東に伝わる不老長寿の秘薬を取材! 節分に豆の代わりにバラ撒かれた!?のページです。節分、陰毛、奇習、精子、日本奇習紀行、北関東、大便、秘薬、オナ禁などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで