かつて西日本に実在した「粗チン信仰」の歴史的経緯
ペニスが小さい男と結婚すると幸せになれる!? かつて西日本に実在した「粗チン信仰」の歴史的経緯を取材!
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】
昔から「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」という言葉があるように、人々が日々直面するネガティブな体験というものは、程度の差こそあれど、何らかの形でその後の日常に影響を与えるものであるようだ。
「まぁ、世の中いろんな考えがあるからね(苦笑)」
かつて西日本のとある地域に定着していたという特殊な価値観についてそう語り始めたのは、当地で代々続く薬局の元主人・井本喜八さん(仮名・89)。なんでも井本さんの話によると、かつて当地においては、なぜか“粗チン”の殿方が女性たちに大モテしていたという。
「そう、イチモツが粗末なほうがいいの(笑)。私もそんなに立派なほうじゃないけど、私なんかよりも小さい男がモテるわけ。不思議でしょ」
たしかに各地に伝わる男根崇拝のシンボルが大層“ご立派”なものとして形作られることからもわかるように、古くから“巨根信仰”ともいうべき価値観は広く定着しており、現代でも、いわゆるコンプレックス商法においては、男性器のサイズアップ効果を謳う怪しげな器具やサプリメントなどが目白押しだ。しかしそうしたなか、なぜか当地の女性たちは、「“粗チン”の男性と結ばれると幸せになれる」と信じ、その争奪戦を繰り広げていたというから驚くばかりだ。
「いろいろな説はあるけども、昔、このあたりを治めていた殿様の若君が、隣国の美しいお姫様と夫婦になったそうなんだけど、ナニがデカすぎて入らなくてね。それで結局、子宝に恵まれずに、お家断絶になってしまったという話があってさ。それ以来、あまりにデカすぎるとロクなことにならんというわけで、粗末なほうがいいということになったようだよ」
嘘か本当かは定かではないものの、そうした故事が元となる形で、以後、一般庶民の間でも“粗チン信仰”じみた価値観が広まったのだという当地。さすがに現代においては、当地でもこのような言い伝えを信じて男性を探す女性はいないというが、いずれにしかり、常日頃、ナニのサイズアップに腐心している男性にとっては、なんとも羨ましい話であるといえそうだ。
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