世界最大のトイレが巨大過ぎて引くレベル! 500もの便器&フェラトイレも…中国「洋人街」

関連キーワード:

,

,

,


 中国・重慶市内にある「洋人街」という遊園地にあった“世界最大のトイレ”がその姿を消していたことが分かった。

 このトイレは遊園地の入口付近にあり、「聖母マリアの像」や「口を大きく開けたもの」、「チューリップ」、「ワニ」などの形をした男性用の便器が並んでいた。しかし、設置されてから数年後、大きな問題が発生したのである。欧米人らが「聖母マリアの像に向けて小便をするのはけしからん!!」と抗議したのだ。その後、「聖母マリアの像」型の便器は、撤去されてしまった。

 ここには500もの便器が設置されていた。怪しい便器は、男性用の小便器だけだったが、トイレ全体としての雰囲気は、異質だった。「口を大きく開けた小便器」の口は、唇がピンク色になっていて、フェラチオをされるような感じがした人たちも多かったという。青天井のトイレは、高いところから用を足しているところを見ることができた。それは、女子用のものでも同じだった。トイレの入口には、巨大なスフィンクスが鎮座していた。


 現在、同遊園地の施設の多くは、取り壊しが進められている。同園の移転によるものだという。聞くところによると、以前からこのような計画があったそうで、近年は、アトラクションの多くが廃墟のようになっていた。トイレのあった場所は、すでに更地になり、その跡形すら見ることすらできない。

 中国全土の遊園地をウォッチしており、その見聞録を『中国遊園地大図鑑』(パブリブ)という著書に綴っている関上武司さんは「最近、ここに行ったのですが、トイレがなくなっていてビックリしました。2013年の時点で建設中だった敷地内のマンションは、住人が生活している雰囲気はありました。同遊園地を縦断していたリフトも運行停止になっていました。現在は見るべきものがなくて、とても残念です」と話す。

 「洋人街」は、重慶市内最大の遊園地として賑わっていた。園内には、「ガウディ作の『グエル公園(スペイン)』の巨大レプリカや『万里の長城』、『盤絲洞(ばんしどう)』という名のお化け屋敷、『FUJIYAMA』と書かれた小山のあるプール、ウォータースライダーなどがあった。“最大”というキャッチフレーズを売りにしていたのは分からなくもないが、脈略のないアトラクションや施設がいくつも造られたことによってカオス化していたのも事実だ。それでも開園した頃は、休日になると多くの家族連れが来ていた。

「開園した頃はよく行きましたね。色々な遊具があって楽しかったですよ。1日いても遊び切れませんでした。10回くらいは行ったでしょうかね。ガールフレンドも喜んでいました。自分は3年前に結婚しました。子どもができたら連れて行きたかったのに残念です」(重慶市内に住む会社員の男性)


 北京オリンピックが開催された2008年、中国各地の遊園地には、ディズニーやドラえもん、ハローキティなどの偽キャラクターがいた。しかし、そのことが“発覚”するとキャラクターの多くは、姿を消してしまった。総本山となっていたのは、北京市郊外にある「北京石景山遊楽園」だ。この遊園地には、ディズニーの偽キャラクターの着ぐるみがいたことから、日本のテレビニュースでも取り上げられた。

 「世界最大のトイレ」にあった便器がどこに行ったのかは、誰にも分からない。まだどこかにあるのであれば、泥棒市場のようなところに出てくるのかも知れない。「聖母マリアの像」型の便器は、博物館入りしてもおかしくないシロモノだ。いつかどこかに出てくる可能性もあるだろう。また、どこかで見てみたいと思っている。

文・写真=酒井透

●酒井透(さかい・とおる)
写真週刊誌「FOCUS」(新潮社/休刊中)編集部カメラマンを経て、現在、秘境・不思議スポット探検家/写真家として活動中。「FOCUS」時代には、逮捕直後の宮崎勤をスクープする。国内はもとより、これまでに50カ国あまりで取材活動を行っている。著書に『中国B級スポットおもしろ大全』(新潮社)、『未来世紀 軍艦島』(ミリオン出版)などがある。最新刊は、『軍艦島 池島 長崎世界遺産の旅』(筑摩書房/共著)。

酒井透の記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

世界最大のトイレが巨大過ぎて引くレベル! 500もの便器&フェラトイレも…中国「洋人街」のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル