帰省中の男女が“くじ引き”で次々SEX!! 西日本に実在した伝統的“強制マッチング”の意義を旧村民に取材

【日本奇習紀行シリーズ 西日本】

帰省中の男女がくじ引きで次々SEX!! 西日本に実在した伝統的強制マッチングの意義を旧村民に取材の画像1
「ゲッティ」から引用

 昔から不倫ドラマなどの定番設定として用いられがちな、同窓会における男女の再会。現実社会においても、同窓会で数十年ぶりに再会した既婚男女が、思いのほか盛り上がってしまい、あらぬ事態を引き起こしてしまうという話はしばしば耳にするが、世の中にはそうした形ではない奇妙なスタイルで、幼なじみ同士が結ばれるケースもあるようだ。

 

「同窓会っていうわけじゃないけどね、みんな年末年始だの、盆や彼岸なんかにゃ、こっちへ帰ってきたからね」

 

 かつて西日本のとある地域で行われていたという、“幼なじみ同士の再会”にまつわる奇妙な習慣についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、現在もなお、果樹園を営んでいるという土田三郎さん(仮名・89)。なんでも土田さんの話によれば、その昔、当地の若者たちは盆や正月といった時期の帰省に際して、幼なじみとの宴を催し、その再会を機に「結ばれる」のが通例となっていたのだという。

 

「奉公先なんかから帰ってきた時点でね、まだ結婚できていない連中だけを集めてさ、みんなでおまつり騒ぎして、盛り上げてやるの。で、頃合を見てね、くじを引いてさ、“男女一組”にしてやるというわけ」

 

 久々の帰省に際して、郷里の人々から派手な歓待をされるという“未婚の男女”たち。彼らは宴の“シメ”としてくじ引きをさせられ、それによって強制的にマッチングされた相手と、一夜を過ごすしきたりとなっていたのだという。

 

帰省中の男女がくじ引きで次々SEX!! 西日本に実在した伝統的強制マッチングの意義を旧村民に取材の画像2
「ゲッティ」から引用

「みんながみんなそうするわけじゃないけど、若い連中だから、大抵はナニするわけ。するとね、それが元で女が孕むことも多いの。そしたらめでたく夫婦というわけよ」

 

 半ば強引な形でマッチングされた相手と、そのままセックスし、女性が妊娠した場合は、強制的に結婚させられたという当地のしきたり。逆に妊娠に繋がらず、次の帰省時に結婚できていなければ、またこうした宴に参加させられるのだというから驚くばかりだ。

 

「昔は奥手の連中も多かったから、ああでもしないと、なかなか結婚できやしなかったと思うのよ。なにせね、どんどん結婚して、たくさん子供を作ってもらわんと、ゆくゆくは村に人がおらんようになっちまうからね。周りの人間も必死だったのよ」

 

 未婚男女が増えることを、村の存亡にかかわる大事として捉え、こうした奇妙な強制マッチングを繰り返していたという当地の人々。自由気ままな恋愛や結婚が当たり前のものとなり、未婚のまま生きることも許されている「多様性の時代」に生きる我々にとっては、なんとも信じ難い話といえるだろう。

文・取材=戸叶和男

●戸叶和男の記事一覧はコチラ

戸叶和男の記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

帰省中の男女が“くじ引き”で次々SEX!! 西日本に実在した伝統的“強制マッチング”の意義を旧村民に取材のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル