映画『エクソシスト』本当に怖い“禁断の12のトリビア”とは!? 関係者が次々死亡、悪魔の声の真実… 呪われた3作目も!
『エクソシスト』がホラー映画の金字塔であることに異存はないだろう。あの忌まわしくもショッキングな映像が、装いも新たに21世紀の現代に蘇るという。制作は世界的なヒット作『インシディアス』を生み出したジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズだ。今回は、シリーズ第1作のダイレクトな続編となり、3部作で構成される予定だという。
■『エクソシスト』禁断の12のトリビア
今さら説明するまでもないが、『エクソシスト』は、ある日突然、12歳の少女リーガン・マクニールが悪魔に取り憑かれてしまい、彼女を救おうとした2人の神父が死闘を繰り広げるというストーリーだ。
公開当時、イギリスでは映画館内に医療関係者が待機し、“不測の事態”に備えたという。恐怖のあまり失神、泣いたり、吐いたりと、数多くの事例が報告されたからだ。シャレにならないほど危ない映画鑑賞が、世界中で社会現象となった。
ところで、読者諸賢は1974年のオリジナル作品について、どれだけご存知だろうか? 英紙「デイリー・スター」が提供する「『エクソシスト』禁断の12のトリビア」を紹介したいと思う。
1. 『エクソシスト』の原作は、ウィリアム・ピーター・ブラッティが1971年に発表した小説。1949年に実際に起きたローランド・ドウ(仮名)という少年の悪魔祓いが元になっている。
2. 彼の両親は息子のベッドが揺れたり、家具が部屋中を移動したり、壁の中から引っ掻く音がする奇妙な出来事を察知。カトリックの神父を呼び、悪魔祓いの儀式を行ったという。
3. イギリスでは 『エクソシスト』が公開される前から、地方自治体は上映中止を求めていた。さらに、神父の登場する場面を、スクリーンから完全に消すよう強く求めたという。
4. 映画の中では明言されていないが、リーガンに憑依した霊は“パズズ”と呼ばれており、これはアッシリアやバビロニアの神話に登場する悪魔の王の名前から取られている。
5. ホラー映画で歴代最高の興行収入を記録。1974年、アカデミー賞10部門にノミネートされ、惜しくも受賞は逃したが、オカルト映画初のアカデミー賞作品賞の候補となった。
6. リンダ・ブレア(当時13歳)は助演女優賞にノミネートされたが、悪魔の声は別の女優、ハスキーボイスが魅力のマーセデス・マッケンブリッジが担当したため、物議を醸した。
7. 当初、マッケンブリッジの配役は、映画にクレジットされていなかった。しかし、彼女がクレームした結果、制作側が慌てて名前を出したという。悪魔のざらついた声を生み出すため、彼女はタバコをスパスパ、ウィスキーをがぶ飲み、生卵を丸呑みして役作りに励んだそうだ。
8. 憑依されたリーガンが発するうなり声は、豚の鳴き声のリミックスだ。クライマックスで悪魔が彼女の身体から引き離されたときの咆哮は、屠殺場に追い払われる豚の群れを録音した。
9. 憑依されたリーガンの口から吐き出される緑色の液体。一見、スライムのように見えるが、実際はオートミールを混ぜたエンドウ豆のスープを使って作られたという。
10. 『夢のチョコレート工場』でヴァイオレット・ボーレガードを演じたデニス・ニッカーソンが、当初リーガン役の候補に挙がっていた。だが、彼女の両親が台本を見て卒倒したため、デニスはヒロイン候補から外れてしまったという。
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2024.10.02 20:00心霊映画『エクソシスト』本当に怖い“禁断の12のトリビア”とは!? 関係者が次々死亡、悪魔の声の真実… 呪われた3作目も!のページです。エクソシスト、佐藤Kay、悪魔祓い、映画、バズズなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで