「独テレビ史上最大の放送事故」とは!? 数百万人が生視聴、有名俳優が一瞬で…!
サミュエル・コッホ氏(34)はドイツの俳優・作家である。彼は2010年12月4日、第2ドイツテレビが放送する番組「Wetten, Dass?」に出演し、スタントに失敗して重傷を負い、その後は下半身不随の生活が続いている。
当時23歳のコッホ氏は、4000人の観客と何百万人もの視聴者が見守る中、特別なジャンピングブーツを履いて、父親が運転する車を宙返りして飛び越えるスタントを披露していた。車を5回飛び越えるのが目標だった。この日、すでに2台の車を難なく飛び越えており、3台目では失敗したもののけがはなかった。だから、その後もずっと、カンガルーのように華麗に跳躍し続けるはずだった。出演者と観客は、コッホ氏のスタントが成功するかどうかに賭けながらステージを見守っていた。
しかし、悲劇が起こった。このときの映像には、コッホ氏が宙返りすることなく空中で脱力し、そのままの姿勢で上半身から落下し、地面に激突する決定的瞬間が映っている。うつ伏せの状態で倒れたままの彼はピクリとも動かない。それまで盛り上がっていた出演者と観客の間に沈黙が広がった。司会者も動揺を隠せないようだ。救助チームが駆けつけて、速やかにコッホ氏はステージから運び出されたのだった。番組は中断された。
第2ドイツテレビのスポークスパーソン、ウォルター・ケーア氏によると、当時で放送開始29年となる番組史上、コッホ氏の負傷は最も深刻だという。これまでの事故は、数年前に競技者が足を骨折したことがあっただけだった。
ウォルター氏は後日、ABCニュースの取材に対して「何が起こったのかわかりません。彼は何の防御姿勢も取ることなく落下して激突しました」と語り、「彼が回復し、(事故)前と同じように正常な状態になることを願っています」と付け加えた。
ウォルター氏の願いは叶わなかった。コッホ氏はデュッセルドルフの大学病院で治療を受けた後、スイス・ノットヴィルのスイス・パラプレジック・センターに移ってリハビリに励んだが、下半身不随から解放されることはなかった。
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