女子大生から「生きたまま皮を削ぎ、服にした」猟奇的すぎる殺人事件! 19年後の急展開と容疑者の現在=ポーランド
ポーランド・クラクフにあるヤギェウォ大学の女子学生、カタルジナ・ゾワンダさん(当時23)が行方不明となったのは1998年11月のことだった。この日、カタルジナさんは予約していた診察を受診しなかった。彼女の母親は不審に思い、地元の警察署に行方不明の通報をしたが、もう少し待つように言われたという。
約2カ月後、「エルク」という名前のタグボートがヴィスワ川を走行中、プロペラに何かが詰まって停止した。しばしば木の枝が詰まるため、この時も同様のトラブルが発生したと思われた。しかし、詰まっていたのは木の枝ではなかった。
乗組員らがプロペラの穴から取り出したのは、腐敗臭が漂う異物だった。彼らは最初、異物をゴムか何かだと考えたが、それには人間の耳が付いていた。後の調査によって、異物はカタルジナさんの遺体の一部であることが判明した。遺体からは頭、脚、腕がすべて取り除かれ、胴体と胸から皮膚が剥がれた状態だった。
1999年1月14日、警察は川を捜索してカタルジナさんの右足を発見したが、他の部位は発見できなかった。当初はカタルジナさんの遺体が川に投げ込まれ、プロペラによって破壊されたと考えられた。しかし、検死後、服(ボディースーツ)を作る材料とする目的で、故意に皮膚が遺体から剥がされたと結論付けられた。
ポーランド警察は犯人を捕まえるため、FBIの専門家と世界最高の未解決事件専門の刑事に協力を依頼した。ポーランド警察の未解決事件捜査班「X-ファイル」も2012年に招集された。
カタルジナさんは犯人によって拷問され、非常に正確に皮膚を切り取られ、その最中に失血して死亡したとみられている。捜査班は、犯人が鋭利な道具を使ってカタルジナさんの首から脇の下と鼠径部まで切り裂いたと考えた。また、彼女が皮膚を切られている間も生きていたとみられている。
捜査によって、サディスティックな犯人はカタルジナさんの知り合いで、女性に嫌がらせをした経歴があることを示唆する精神プロファイルが作成された。また、カタルジナさんは武道のプロによって殴打された可能性も指摘された。専門家のドゥアルテ・ヌノ・ビエイラ氏は、事件に関する2012年の報告書で次のように述べた。
「被害者は皮を剥がされたとき、おそらく生きていた。足首の関節の上の右手足は、最終的に1998年12月7〜14日の間に、被害者を鎖で窒息死させるまで、何かに縛り付けられなければならなかった。その後、犯人は彼女に薬物を投与した。刺し傷、切り傷、裂傷も発見された。彼女が死んだとき、犯人はおそらく彼女を性的に凌辱したのだろう」
ポーランドでは1999年5月、医学部生の男ウラジミール(当時26)が父親を惨殺する猟奇事件が発生した。ウラジミールは父親を地下室に誘い込み、鋭利なドライバーで胸と首を刺して殺害した後、地下室の窓に遺体の足を吊るし、外科用メスなどを使って首を切り落とした。さらに、父親の頭部から皮を剥いで縫合し、塩で乾燥させてマスクを作った。ウラジミールはカタルジナさん殺害との関与を疑われたが、証拠が見つからず無関係であるとされた。
カタルジナさんの事件は「革」と名付けられ、人々の関心を集めた。一方、警察は事件の詳細について多くを公開しなかった。捜査は1年後に終了し、容疑者が逮捕される19年後まで忘れ去られていた。
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2024.10.02 20:00心霊女子大生から「生きたまま皮を削ぎ、服にした」猟奇的すぎる殺人事件! 19年後の急展開と容疑者の現在=ポーランドのページです。羊たちの沈黙、FBI、ポーランド、殺人事件、女子大生などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで