呪いで「頭とテレビが一体化した」泥棒を逮捕! 難事件を解決した恐怖呪術=ケニア
現代日本では呪術や魔法は創作の世界でしかあり得ないものだと考えられているが、広く世界に目を向けると今だに呪術等の存在が信じられている地域も少なくない。東南アジアやアフリカ諸国などがそうだ。
先日、ケニアのカカメガの町にて泥棒の男がなんと「盗んだテレビを頭にくっつけた状態」で犯行現場に戻ってくるという奇妙な事件が発生した。地元メディアの報道によると、被害に遭った家主は現場に犯人の証拠が残されていなかったため、地元の呪術医に頼んで犯人に呪術をかけてもらうことにしたのである。
呪術師が何らかの儀式を行った直後、カカメガの住民らの前にテレビを頭に載せたままの男が現れ、人々を驚かせた。男はなぜかテレビが頭にくっついてしまったと訴えているそうで、どうやら盗んだテレビを運んでいる最中に呪いを受け、頭から離れなくなってしまったのではないかと考えられている。また、男はテレビを盗んだ家へと戻る途中、ハチの大群に襲われたとも語っているそうだ。ちなみにテレビは無事に男の頭から離れ、盗まれた家に返されたのみならず、せめてもの罪滅ぼしか男は家主のためにテレビの再設置まで行ったそうだ。その後、男は呪術医の「儀式」によって呪術からは解放されたが、警察に確保されたとのこと。おそらく近いうちに法的な裁きを受けることになると考えられている。
この地域では他にも数週間にわたり不法侵入に悩まされていたため、呪術医に対して賞賛する声が上がったが、誰もが呪術が本物だったと信じているわけではないという。懐疑的な住民の中には、「頭から離れないテレビ」は呪術医が客寄せのために手の込んだ演技を行ったのではないかという意見が出てきているが、ならば男はどうして蜂の群れに襲われたのかが解らないという指摘もある。
呪術は成功したのか、どこまでが呪術によるものだったのか。いまだに謎のままだ。
参考:「tori.ng」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊呪いで「頭とテレビが一体化した」泥棒を逮捕! 難事件を解決した恐怖呪術=ケニアのページです。テレビ、呪術、ケニア、強盗などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで