「日本は産油国になれるほど石油が出る」真実の暴露を試みた専門家を襲った悲劇とは!? 身を滅ぼす日本のタブー全貌!
※ こちらの記事は2019年10月15日の記事を再掲しています。
映画や小説では、権力にとって都合の悪い情報を発表しようとすると殺されそうになる。現実でも、中国のような独裁国家ではそうした弾圧・暗殺・隠ぺいは日常的だ。日本でも戦争中は「大本営発表」のように歪んだ報道や情報統制が行われていた。
しかし今や21世紀。北朝鮮や中国じゃあるまいし、現代の日本で陰謀や謀略なんて、そんなことが本当に起きているとは思っていない人が大半ではないか? 「いや、陰謀はあるのだ」と政府関係の仕事を受託しているA氏は語る。
「この国の触れてはいけない領域に触れると、いろんなことが起きますからね。現実に、私は見ていますから。取り込まれるか、潰されるか、どっちかです」
■H氏が発見してしまった不都合な真実
2010年11月16日、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の元職員H氏が収賄容疑で逮捕された。同機構の三次元物理探査船『資源』は、日本の周辺海域で石油などの埋蔵資源を調べる海洋調査を行っており、逮捕されたH氏は同船でチームサブリーダーを務めていた。収賄の内容は、潜水士専門の派遣会社B社からダイバーを雇用し、その見返りにB社から16回にわたり計約2900万円を受領したという。H氏は内部調査を受けた09年11月、一身上の都合を理由にJOGMECを退社している。
これが経済新聞をはじめとする表向きの報道で、「実際は違うのだ」とA氏は言う。探査船『資源』は中国が尖閣諸島などで海洋資源探査を開始したことを受け、日本が導入した最新鋭艦だ。『資源』が超音波で海底地層を調査することで立体的な地層情報が得られ、精密な海底資源マップを作成できるのだ。
『資源』の航海が終わり、データ整理が終わったH氏とA氏は会っていた。
「彼がうちに来て、言ったんだ。おいA、日本の周りは石油が出るぞ!って」
『資源』の探査で南沙諸島から九州にかけて膨大な石油が埋蔵されていることがわかったというのだ。それも、ちょっとやそっとの量ではなく、日本が産油国になるのに十分なほど大量らしい。
「しかも金鉱まで見つかった。日本近海は資源の宝庫だったんだ!」
JOGMECは経済産業省の所轄機関だ。『資源』による鉱物資源調査、その驚愕の報告書はまとめられ、経済産業大臣に提出する抄録まで用意された。
「でも、そのプレゼンテーションの会議の前日に、Hは逮捕されたんだ」
政府に資料を渡す前日に逮捕? あまりに不自然なタイミングだ。資料を公表したくない勢力があったのだ。そして、H氏の逮捕を理由に報告会は中止となった。当時は民主党政権だったが、結局資料はそのまま公表されることなく官僚の間で秘匿されたという。
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