死んだ鳥、 黒い食べ物、108の花…世界の奇妙なバレンタインの風習7選!

■独身女性が好きな男性の名前を書いて服の袖口にピンで留める

●グアテマラ

 所変わって、中南米のグアテマラ。この情熱の国は、2月14日を「El Día del Cariñodia(愛情の日)」と定めている。カップルのみならず、家族、友人、同僚にまで花束やカード、ギフトを贈り合い、食事をともにしながら日頃の愛と感謝を伝えるという。

 首都グアテマラ・シティではパレードも見られるそうで、オシャレをした“往年のミス・グアテマラ”とおぼしきグランマたちが、パレードカーから濃厚な投げキッスをしてくれるという。

●イラク

 イラクのクルド人カップルは、林檎をクローブで飾り付けして、お互いに贈りあうという。アダムとイブの物語になぞらえたそうで、抗菌効果のあるクローブを使えば日持ちするということらしい。男女間の規律が以前より緩くなっていることもあり、クルド人自治区の主都アルビルのレストランでは、バレンタインデー当日、そこここのテーブルから愛の囁きが聴こえてくるようになったそうだ。

死んだ鳥、 黒い食べ物、108の花…世界の奇妙なバレンタインの風習7選!の画像2
画像は「Mashable」より引用

●南アフリカ

 他にも、南アフリカでは独身女性が好きな男性の名前を書いたパッチを自分の服の袖口にピンで留めておくという。つまり、名指しで意中の人に自分の気持ちを伝えるためのコミュニケーションツールとなる。だが、これでは彼女が誰に恋してるか、周りにバレバレだろう。まぁ、ライバルに対して牽制しようとする意味合いもあるのかもしれないが。

 筆者は以前、マレーシア・ボルネオ島のオフィス街を歩いていたら、花屋のスタッフが大きなブーケを抱えて、忙しそうに配達している姿を目撃したことがある。その日がバレンタインデーであることを思い出し、現地の友人に尋ねたら、パートナーの職場に花を届けることは珍しくないという。南の島ならではのオープンな愛情表現に、おもわず微笑んでしまった。

 チョコレートもいいが、花束だったら周りの人たちの気持ちも和むし、素敵なバレンタインデーになるのではないだろうか。

参考:「Mashable」、「Huffington Post」、ほか

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文=佐藤Kay

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