牛糞の山に放り込まれる子どもたち ー べトゥル村の無慈悲な風習=インド
画像は「Mirror」より引用子どもの健やかな成長を願うのは、世界共通の親の思いである。そのための手段はさまざまなものがあるが、インドのとある村では、なかなか他では見られない光景が繰り広げられている。
インド・マディヤ・プラデーシュ州にあるベトゥル村では、こんもりとした茶色の山に、泣こうが喚こうが関係なく、子どもたちが次々と放り込まれていく。彼らが埋もれているもの、これは牛糞である。
■小さな村で数百年続く風習
この奇妙な光景は、この村で行われている伝統的な風習である。人々は子どもに牛糞を塗りつけることで、病気とは縁なく、子どもが健やかに成長すると信じている。清浄な牛糞が幸“ウン”をもたらすと考えているのだ。
この風習が行われるのは、「ディワリ」という、ヒンドゥー教の新年のお祝いの日である。別名「光のフェスティバル」とも言われるディワリ、インドの家庭では小さなお皿のランプやロウソクの灯でライトアップする等、ロマンチックな光景も多く見られる時期なのだが、この村で見られるのは糞まみれになって泣いている子どもである。
村人たちはこの日のために、わざわざ数週間前から牛糞を村の一箇所に集めて、牛糞の山を作る。そしてヒンドゥー教の神々にお祈りをした後、子どもたちをそこにベチャッベチャッと数回、糞がつく程度に漬け込んでいく。村中の子どもたちは順番に褐色に染まり、それは夕方まで続くのだ。
■牛糞は体によい
しかし、いくらヒンドゥー教において牛は神聖な生き物だからといっても、糞には雑菌等がいて体によくないのではないか。そんな心配が頭をよぎるが、実際は逆のようだ。
実は牛糞には殺菌効果があり、インドでは医薬品の原料にもなっている。インドのヒンドゥー教至上主義団体である「世界ヒンドゥー協会」では、牛糞を利用した美容製品を製造しているほどである。
また、糞ではなく尿も体によいそうで、これまたヒンドゥー教至上主義団体の「民族義勇団」が、牛の尿を原料とした清涼飲料水を健康飲料として開発している。コーラやペプシのような人気清涼飲料水を意識し、種々のハーブを織り交ぜて作られたそのお味は、お世辞にもおいしいとはいえないシロモノのようだ。
日本でもお相撲さんに抱っこしてもらうと子どもが元気に育つというような言い伝えがあるが、生理的作用を考えると、このインドの村の風習の方が、実際に効果があるかもしれない。
(文=杉田彬)
参考リンク:「Mirror」、ほか
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