フードをかぶった超自然的存在「フーデッド」とは? 深夜の部屋に出現、真っ白な肌、邪悪な眼差しで…
部屋に現れる恐ろしい形相の“フーデッド”
超常現象研究家のステファン・ワグナー氏によれば、“フーデッド”の目撃報告にはあるパターンが見られるという。
前出のマリーさんのような体験はむしろ例外的なほうで、多くの“フーデッド”は真夜中に部屋の中の暗がりに現れるという。彼らは威圧的で、悪い予感を引き起こすものであり、実に恐ろしい外見である。
それは見る者が日ごろ抱いている不安と恐怖が体現化された存在であるという説明も確かに可能であるかもしれない。
1930年代初頭、ある少年(有名作家のいとこ)は真夜中に就寝中の部屋で“フーデッド”の女性を連続して目撃している。
目撃し始めた4日目の夜もまた、目が覚めた少年はフードをかぶった女性の身の毛もよだつ恐ろしい姿にショックを受けた。女性は黒い服を着ており、皮膚はひどく荒れていたという。
女性は部屋を浮遊しながらゆっくりと静かに部屋を横切って、少年のほうへと向かってきた。両親も同じ部屋にいたのだが、少年の父親はすぐさまロウソクに火をつけ、女性の顔の真ん前にかざした。
ロウソクの灯りに照らされたその顔色は真っ白で、邪悪で敵対的な眼差しをしており、夫妻が思わず叫び声をあげたところで、その“フーデッド”は消え去ってしまったという。
“フーデッド”と悪魔崇拝の関係
1997年の夏から秋にかけて、イギリス・デボン南部の空は、UFO、奇妙な航空機、そして神秘的なオーブの目撃報告が続出していたという。
さらに奇妙な生き物、たとえばマウンテンライオンに似た大きな黒い猫、巨大なクラゲのように見える空飛ぶ獣、燃えるような憎しみに満ちた目をした幽霊のような黒い犬、などのUMA(未確認生物)が遭遇した人々を震え上がらせていた。
そして“フーデッド”も目撃されていたのだ。
月明かりに照らされたローブに身を包み、フードを被った正体不明の人物が、地元の暗い森の周りをうろついているのが目撃されている。
それらの“フーデッド”は何をしていたのか。どうもオカルティックな儀式に参加しているように思われた。その現場では往々にして動物の死骸があり、少なくない数が残忍にもバラバラに切断されていた。悪魔崇拝の儀式のようにも思えるのだが、詳細は謎のままだ。
これらの“フーデッド”の目撃報告はすべて関係があるのだろうか。それとも単なる偶然なのか。“フーデッド”についてはまだまだ理解が及んでいないが、目撃報告は決して少なくない。謎の超自然的存在“フーデッド”の動向について今後もウォッチしていかなければならないだろう。
参考:「Mysterious Universe」、「Fandom」、ほか
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