日本人が知らない「花粉症対策」4選! ジントニック、赤い光、イラクサ… 薬嫌いのための最終手段

 今年も花粉の飛散シーズンがやってきた。だんだんと寒さが和らぎ、春に向けて草木が芽吹き始める頃、花粉症の人々にとっては一年で最も辛い季節が訪れる。毎年この時期になると「ティッシュと鼻炎薬が手放せない!」なんていう方も少なくないのでは。

 日本では”スギ花粉症”が代表的だが、スギ以外にもアレルギーの原因となる植物は多数存在しているため、世界中でさまざまな対処法が研究されているという。2019年の記事から、海外のユニークな花粉症対策を4つ紹介しよう。

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※ こちらの記事は2019年3月27日の記事を再掲しています。

日本人が知らない「花粉症対策」4選! ジントニック、赤い光、イラクサ… 薬嫌いのための最終手段の画像1
画像は「Getty Images」より引用

 今や国民病と言える花粉症。くしゃみや鼻づまり、目のかゆみに悩まされている人は多いだろう。日本ではスギ花粉症の患者が多いが、アレルギーを引き起こす植物は非常に種類が多く、世界中の多くの国で大勢の人々がその土地の花粉症に苦しんでいる。海外では花粉症とどのように戦っているのだろうか。英「The Telegraph」の記事からご紹介する。

■ジン

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画像は「Getty Images」より引用

 アルコールにはアレルギー症状を悪化させる可能性があるヒスタミンが含まれており、一般的に花粉症の時はアルコールの摂取を控えたほうがいいとされる。だが、ジンやウォッカのような蒸留酒はヒスタミンの量が少ないので、他の酒類よりは花粉症への影響が低いと考えられる。ゆえに、花粉症でアルコールが飲みたい人はジントニックがおすすめだ。

 言うまでもないが、ジンに花粉症対策の効果があるわけではない。しかし、知らずにほかのアルコールを飲んでいた人が、今までのアルコールをジンやウォッカに変えれば、アレルギー反応が多少和らぐ可能性があるというものである。お酒好きの人は、どうせ飲むなら一度はジン縛りで試してみてもいいのではないだろうか。

■赤いライト

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画像は「The Telegraph」より引用

 海外で人気のある花粉症対策グッズの一つに、鼻の中を照らすための赤いライトがある。先端を鼻先に入れて本体のボタンを押すとライトが点灯し、その光が体内で起きるヒスタミンの生成を減少させ、血液循環を良くし、炎症を抑えるのだという。

 いくつかのメーカーによる商品がネットなどで販売されており、日本でも入手することができる。メーカー側は「科学的に効果があると証明された」と謳っているが、検証が不十分という声も根強い。とはいえ、海外では実際に効果があった人も多く、最後の手段として試してみるのはありだろう。

■イラクサ

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画像は「The Telegraph」より引用

 セイヨウイラクサは花粉症対策として人気のあるハーブだ。ある研究によると、イラクサティーは実験に参加した患者の過半数にアレルギー緩和効果があったという。イラクサには鉄分やビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれており、免疫システムを助ける働きがあるのだという。日本でもイラクサ、あるいはネトルという名前で茶葉や粉末を入れたカプセルが販売されている。

■自己催眠

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画像は「The Telegraph」より引用

 花粉症を自己催眠によって抑えようという研究が過去に行われている。2005年4月の英「BBC」の記事によると、スイス・バーゼル大学の研究者らは花粉症患者66人に催眠術を教えて定期的に自己催眠を行うようにしたところ、1年後には花粉症に関連する症状が減少したとの報告が、催眠術を行っていないグループに比べて多かったという。

 研究者によれば、自己催眠が鼻の血流に影響を与え、鼻づまりや鼻水といった症状を改善させた可能性があるという。花粉症の症状が出ている時に催眠術のセッションを行うと、終了後に鼻水が減ったという報告もあったそうだ。花粉症でも病は気から……ということなのだろうか。

 海外でも花粉症に悩む人々は多く、さまざまな対処法が研究されているようだ。あまりお金をかけず自分の力で不快な症状を抑えられればそれに越したことはない。とはいえ、最近では花粉症の薬も種類が増え、症状によってさまざまな選択肢が増えてきたので、あまりに辛い時は素直に医療機関へ行くことをお勧めする。

参考:「The Telegraph」「BBC」ほか

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