チャールズ国王誕生で英国王室の未来に暗雲… 大予言者3人の見解を紹介

――予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。

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画像は「Getty Images」より

 5月6日(現地時間)、チャールズ国王の戴冠式が英国の首都ロンドンのウェストミンスター寺院で行われる。1953年6月のエリザベス女王以来、約70年ぶりとなるこの式典は、即位を内外に告知する正式かつ象徴的な儀式。日本からは秋篠宮ご夫婦が出席する予定だ。

 エリザベス女王の崩御に伴い新国王となったチャールズ3世だが、英国民からの人気はエリザベス女王に遠く及ばない。

 1981年、皇太子だったチャールズ国王はダイアナ元妃と結婚、2人の王子をもうけた。しかし、結婚前から交際していたカミラ王妃と不倫関係を続けたことが原因となり離婚。翌1997年にダイアナ元妃は交通事故で非業の死を遂げた。チャールズ皇太子は2005年にカミラ王妃と再婚するも、世界的に人気があったダイアナ元妃を死に追いやったとして英国民の心には今も少なからず反発があるようだ。

 世界的に君主制が衰退しており、英国君主制の将来も危ぶまれているが、不人気のチャールズ国王が誕生することで、英国王室のさらなる支持率低下も懸念されている。

そこで今回は、チャールズ国王戴冠式後の行く末について、予言者らの見解を紹介したい。

モニ・ビデンテ
チャールズ国王の治世は2031年まで

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画像は「Getty Images」より

 キューバの最高予言者と言われているモニ・ビデンテは、「2031年にチャールズ3世が退位し、息子のウィリアム王子を国王に任命する可能性がある」と、チャールズ国王の在位期間は10年に満たないと予言。

 さらに、英王室を離脱したハリー王子夫妻については、「ハリー王子とメーガンは別居について話し合っており、さらにメーガンは別の誰かと付き合っている。ハリー王子はメーガンとの離婚を含む複数の不幸を経験をしたあと、自殺を図る可能性があるだろう」というように、王室が悲劇に見舞われるとの見立てだ。

クレイグ・ハミルトン・パーカー
世界が厄災に見舞われる

 世界的に有名な英国人予言者であり、その的中率から「新ノストラダムス」の異名を持つクレイグ・ハミルトン・パーカーは、「チャールズ国王はいつも悲しみを抱えており、自分に自信がなく、自分の進むべき道と役割に確信が持てないため、王位に大きな負担を感じている。そんなチャールズ国王自身が彼の治世に反映されるであろう」と、悲劇的な予言をしている。

「チャールズという名前は不吉です。初代のチャールズ1世国王はイギリスのピューリタン革命の指導者クロムウェルによって斬首された。チャールズ2世の在位中は大疫病とロンドンの大火がありました。」(パーカー)

※チャールズ1世(イングランド王、1600年11月19日 – 1649年1月30日)は、絶対王政を推し進める専制政治を行ったが、議会と対立。後にピューリタン革命が起こり、1649年に処刑された。処刑された唯一の英国王。

※チャールズ2世(イングランド王、1630年5月29日 – 1685年2月6日)は、1665年にペストが大流行し、1666年にロンドン大火など次々と厄災に見舞われた。

 そのため、縁起が悪い名前であるチャールズ国王の治世では、王室メンバーだけでなく、世界全体で事故が多くなる傾向だと予言している。

ノストラダムス
意外な男が王位に就く 

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Nostradamus: Complete Prophecies for the Future(Watkins Publishing)

 2006年に出版されたノストラダムス研究者のマリオ・レディング氏の著書『Nostradamus: Complete Prophecies for the Future(ノストラダムス:未来の完全な予言)』では、ノストラダムスが約450年前に今日の英王室に関連する可能性のある予言の一節「王になることを予期していなかった以外な男が王位に就く」を紹介している。

 レディング氏は、チャールズ国王が早々に退位した後、兄であるウィリアム皇太子の代わりに王冠を取るのはハリー王子である可能性が高いことを示唆した。

 レディング氏は当初、チャールズを飛ばして、息子のウィリアムが王位に就くだろうと解釈していたが、1年後に本の改訂版で考えを変えたという。

 同書でレディング氏は、故ダイアナ妃とチャールズ皇太子が離婚したことに対する世論の混乱が続くことは、彼の将来の統治を危うくするだろうと示唆していた。

 恐ろしいのは、レディング氏が故エリザベス女王の死を正確に予測し、その後の国王に新たな問題が生じることを示唆していたことだ。

 彼は同書の中で次のように書いている。

「序文は、エリザベス2世女王が2022年頃、母親の余命より5年短い約96歳で亡くなるということです。」

 エリザベス女王は、2022年9月8日に96歳で亡くなっており、母親であるエリザベス・ボーズ=ライアンは、2002年3月30日に101歳で亡くなっている。

 レディング氏の予測通り、エリザベス女王は、彼女の母親よりも5年短い96歳で亡くなったのである。エリザベス女王の死を的中させたレディング氏によるノストラダムスの予言解釈からすると、次の国王は意外な男であるハリー王子の可能性があるかもしれない。

 いずれの予言者も英王室にとって悲劇的な予言ばかりしているが、まずは戴冠式が無事に終わることを祈りたい。

参考:「MundoNOW」「Daily Record」ほか

文=白神じゅりこ

新感覚オカルト作家。ジャンルを問わず幅広く執筆。世の中の不思議を独自の視点で探求し続けている。

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