新企画「TOCANA LAB.」第一弾！ “妖怪化”して街を捨てたクリエーター「虚空坊主」にインタビュー！

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　新企画「TOCANA LAB.」始動！　トカナが注目するクリエイターとコラボレーションし、トカナらしいオリジナリティ溢れるアイテムを世界にリリースしていく予定だ。

　第1回のクリエーターは独特な世界観で人気急上昇中の「虚空坊主」。トカナのロゴをモチーフにした史上最高級に禍々しいTシャツが出来上がった！

予約販売（～10月5日 23:59）

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　今回は謎に包まれた虚空坊主にトカナが独占インタビュー。「妖怪」になりかけた衝撃のエピソードや意外な創作源が明らかになった。

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　地方在住のためZoomでのインタビューとなった。虚空坊主とは一体どんな人物なのか……。画面に現れたのは腕にタトゥーの入った細身の男性、事前にその風貌はなんとなく承知していたが、やはりイカツイ。しかし、すぐにその温和な口調に安堵することに。まずは彼の謎に包まれた生活について聞いた。

住宅街で妖怪化、山に移住して人間性を取り戻した!?

――Twitterで拝見しましたが、ご自宅は森の中なんですか？

虚空坊主：岡山の山の中に猫2匹と一緒に住んでます。近くに川や滝もあって自然に囲まれているんですけど、Amazonは来るので助かってますよ(笑)

――どうしてそこに住もう思ったんですか？

虚空坊主：安かったんですよ。70万円で買えたので。それと前の家がちょっとヤバくて……。

――え、なにがあったんですか？

虚空坊主：以前は兵庫の住宅街にある家を借りてたんですよ。ただ、そこの家がちょっと特殊で、神社の敷地内に入っているようなところだったんです。そのせいか奇妙な現象があって……“音”がなくなるんです。

――音がなくなる!?

虚空坊主：時間はまちまちなんですけど、夜になると“無音”の時間が訪れるんです。住宅街なんで普段は住民の生活音やら車の音やら、虫や鳥の鳴き声なんかももちろん聞こえます。でも、そうした音が完全になくなる無音の時間が訪れるんです。

　そんな無音の時間がほぼ毎日あって、こっちもどんどん精神的におかしくなってくるんですよ。なんていうか、人の気配に敏感になって、まるで自分が「妖怪」になったような……。

――確かその頃は虚空坊主さんの人気が高まった時期でもありますよね？

虚空坊主：創作には向いた環境と精神状態だったのかもしれないですね。むしろ最近は人間らしい生活が送れているので、ちょっとマズイ (笑)

――住宅街で妖怪化して山の中で人間に戻るという……。

虚空坊主：いまは朝6時ぐらいに起きて散歩して、ごはんを食べて、仕事して、10時ぐらいに寝る生活です。毎日幸せに暮らしてます。

――生活費もあまりかからないですよね？

虚空坊主：ほとんど金は遣わないですね。食事も味噌汁、ヨーグルト、バナナとか……肉は食べないです。猫の餌に金がかかってますね。

――でも、この間ヘビを食べてませんでした？

虚空坊主：ああ(笑)　トイレに起きたらいたんで捕まえて食べましたね。マムシは動きが鈍いんで素手で捕まえられますよ。

――毒蛇じゃないですか!? 虚空さん、やはり妖怪なのでは(笑)

虚空坊主：いや本当に最近は人間的に幸せな生活です。

インスピレーションの源は量子力学

 

――虚空さんのデザインは仏画のような雰囲気の不思議な世界観を持っていると思うのですが、自分のデザインについてどうお考えなのでしょうか。

虚空坊主：インスピレーションは本から得ることが多いですね。最近は量子力学に関心があって、『タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる』（工作舎）なんかを読みました。

　ダニエル・マーティン・ディアスというアーティストが好きなんですが、幾何学的なシンボリズムが特徴です。科学とスピリチュアルの融合に自分は惹かれるんです。

――実はトカナとのコラボTにも自然科学的な暗号が隠されているとか？

虚空坊主：太陽系を象徴している記号を入れてあります。気づいてくれる人がいたら嬉しいですね。これに気づける人は僕のデザインはハマると思います。

――ほうほう、ということはこの斜線は……ふむふむ、なるほど！ 面白いですね、他にも秘密が隠されてるんですか？

虚空坊主：ふふふ、どうでしょう。購入していただいた方に読み解いてもらいたいですね。

――これは何かありそうですね(笑)。今回はインタビューをお引き受けいただきありがとうございました。またトカナとコラボしてください！

虚空坊主（虚空坊主）
Twitter: @KOKU_BO_ZU
BASE: https://hikokumin.thebase.in/

文＝S・マスカラス（TOCANA編集部）

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