フィリピンのテケテケ「マナナンガル」が目撃される! 住民が本気でパニック、警察が出動する事態に

 フィリピンにて、2人の少女が伝説上の怪物で、UMAとしても知られる「マナナンガル」に遭遇したと報告、都市でパニックが起こり、警察が鎮圧を試みる事態に発展したという報告があった。

※ UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。

 地元メディアの報道によると、この事件は8日木曜日の夜、セブ島のタリサイというコミュニティで起こった。その町に住む2人の少女が、ある家の上に奇妙な恐ろしい生物が止まっているのを目撃。謎の生物がどんな姿形をしていたのか、詳細は不明だが警察が震える2人をなだめて聞き出したところによると、その奇妙な生物はフィリピンの民間伝承に伝わる怪物マナナンガルだと語ったのだ。

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マナナンガルのイメージ(画像は「Wikipedia」より)

 マナナンガルの語源はタガログ語で「取り除く」「分離する」という意味を持つtanggalに由来する。マナナンガルは直訳すると「取り除く人」「分離する人」という意味だ。というのも、マナナンガルは胴体を分離できる特徴があり、夜になるとコウモリのような羽が生え、上半身だけで空を飛び、人を襲い、生き血を吸うとされているからである。上半身だけで動く怪物といえば、日本のテケテケを連想させる。一般的にテケテケは地面を這う姿で描かれることが多いが、映画『学校の怪談』では空中を浮遊していた。

 日本でテケテケが目撃されたという話がニュースになることはないものの、フィリピンでは現在でもたびたびマナナンガル目撃例があり、時には絶滅した翼竜のような生物として報告されることも。

 マナナンガルを退治する方法はその特徴を逆手に取ったものだ。上半身だけで飛び去るということは、下半身は地上に置いてけぼりになる。そこで夜のうちに下半身を隠してしまい、元の体に戻れないようにしてしまう。すると、上半身だけのマナナンガルは朝日を浴びて消滅するそうだ。その時、下半身の方はどうなるのか、定かではない。

 マナナンガルの存在は現地でかなり古くから信じられていたようで、その記録は16世紀まで遡る。フアン・デ・プラセンシア神父が著した『タガログ人の風習(Customs of the Tagalogs)』(1589年)に次のような記述がある。

「7人目はマナナンガルと呼ばれ” “夜中に頭や内臓のない姿で 多くの人に見せびらかすのが目的だった。このように悪魔は歩き回り、自分の頭をさまざまな場所に運び、あるいは運ぶふりをし、朝になると自分の体に戻り、前と同じように生きたままであった。これは寓話であるように思えるが、原住民はこれを見たと断言する。これはカタンドゥアネスで起こったことである。」(『タガログ人の風習』「Wikipedia」より)

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マナナンガルと遭遇か? 映像は記事末尾(画像は「YouTube」より)

 日本の妖怪に類する形而上生物と言えそうだが、フィリピンではその実在が今でも強く信じられているようで、今回の目撃談はすぐに地域社会に広まり、数日後には近隣の町で「豚の頭と人間の体を持つ謎の生物」が目撃されたという証言が飛び出て地域住民の間でパニックが広がりかけたという。

 この謎の生物はフィリピンのUMAの1つである「アスワング」かもしれない。

 アスワングは森の中に潜んで人間を襲うと考えられているが、その変身能力を使って犬や猫、鳥やコウモリ、時には豚などさまざまな姿で現れるという。人間になって村の中に入り込むこともあり、その場合は美しい女性の姿をしていることが多いといわれている。

 アスワングは日光を恐れないが、その真の力は夜にしか発揮できないとされる。人間に変身したアスワングは昼間は物静かでおとなしく恥ずかしがり屋だが、夜になると身近な動物に姿を変えて人間を襲う。好物は胎児や子供の肝臓や心臓で、口の中に隠し持った長いストロー状の舌を使い、妊娠した女性の子宮から胎児を吸い取ってしまうという。人間の男と結婚して、夜な夜な夫の生き血をすすることもあるそうだ。

イジリー岡田超えの舌使いUMA! 世界最恐「アスワング」の凶暴さがハンパない! 子宮から胎児吸い取り、生き血飲み… !?

 今回の一件では、住民の不安を払拭するため、当局は記者会見を開いて現在の状況を説明、目撃者へのカウンセリングも行われることとなった。そして当局は地域住民から得られた報告を調査することを約束し、「マナナンガル目撃の噂を徒に広げるのではなく、異常な生物を目撃したり遭遇したらすぐに警察に知らせてほしい」と訴えている。

参考:「Coast to Coast AM」「Cebu Daily News」「SunStar」ほか

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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