「触手の塊のような新生物」の撮影に成功!? その正体とは?

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画像は「Twitter」より

 31日、Twitterで奇妙な生物の動画が注目を集めた。

 密林の中を闊歩する生物を捉えた映像なのだが、その生物の姿が地球上のどの生物にも似ていない。手足は無数の吸盤やイボ、長い毛に覆われた触手のようで、体の横には1対の大きな翼のように見えるヒレがある。ヒレや尻尾は大きく広がったり伸びたりする様子が見え、体色も褐色から白へ変化している様子が確認できる。体の毛は触覚なのだろうか、タコ等のように気分や警戒心によって姿が変化する生き物なのかもしれない。そんな奇妙な生物が、森の中を闊歩している様子が動画に捉えられている。その様子は周囲を警戒しているようでもあるが、大きな岩を乗り越えようとして足を滑らせる様子は愛嬌すら感じる。

 果たしてこの生物の正体は何なのか。既知の生物とはまったく違う体の構造をしているため、新種の生物か、UMAではないかと話題になっていた。

 だが、映像を見て何となく気づいた人もいるかもしれないが、この生物は実在の生物ではない。アーティストのトビアス・グレムラー(Tobias Gremmler)氏が作成したCG作品なのだ。彼は3Dアニメーションとビデオ技術を駆使して、視覚的な作品を世に多数産み出している人物である。この奇妙な生物の映像も、彼が数カ月かけて作成した作品なのだ。ちなみに昨年の11月の段階で、彼は彩色やテクスチャの貼られていない状態のこの生物のCGをTwitter上に掲載しており、そこでは「生物の形や動き」を探求している旨が並記されていた。なお、習作の段階でも既にかなり生物らしい動きをしている様子が見て取れる。

 ちなみにTwitterに掲載された動画は2月1日16時の時点で2.1万件のリツイート、12.2万件のいいねを獲得している。グレムラー氏は多くの人から寄せられた感想に対しても快く答えており、「(この生物の)体から生えている毛はネコのひげのようなものです。翼はベルベットの皮でできた角から進化しました」等の設定を語っていた。日本でもこの動画がTwitterで流れて来て話題になったようだが、動画のみが注目された結果「ジャングルを歩く謎の生物の映像」のような形で話題になってしまったようだ。

参考:「@TobiasGremmler(Twitter)」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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