宇宙人は海にいる!? 「UFOを探すなら水の中」海洋科学者が主張する根拠は?
ここ数年の間でUFOは単なるオカルトの一分野としてではなく、国防の観点で重要視されたり、学術界で真剣に扱われるようになった。これらの事実を踏まえ、海洋環境科学の教授が「地球の海洋でも未確認水中現象を捜索すべきだ」と主張して話題になっている。
この興味深い提案をしたのは、ノースイースタン大学のブライアン・ヘルムース氏。「水中で動く生物か人工物か定かではない物体」はUFOになぞらえ、USO(未確認水中現象)と呼ばれている。たとえば、ソナーや魚群探知機等で確認される、水中を高速で移動する物体や巨大な影、中には水中から飛び出してそのまま空へ舞い上がって消えてしまうものもあるとか。
これらの謎めいた物体について、ヘルムース氏は「専門外」であることを認めつつ、それでも「UFOのような不思議な発見があるかもしれないのは空に限った話ではない」と主張した。何故なら、「もし私が宇宙人で地球のような生命に溢れた惑星を調査するとしたら、間違いなく海から始めるだろうからだ」と彼は説明している。海は地球上の7割を占め、多くの生物が生息しているだけでなく、地球の環境を破壊しようとしている人類という種族が比較的生息していない場所になる。そのため、彼は広い海洋こそが「地球を観察するには絶好の場所だ」という説を唱えている。
先日、独自に行ってきたUFO研究の成果を発表したNASAの独立研究グループには16名のメンバーからなる著名な学者らの中に海洋学者も含まれている。また昨年、アメリカ国防総省によるUFO現象の調査の結果、観測対象であるUAPの活動範囲は”水中および中層を通過する物体を含む”まで拡大されている。これは暗にUFOもといUAPの活動範囲が宇宙や空といった「我々の上空」に留まらないことを示唆している。
広大な宇宙空間は、地球上の人々にあらゆる謎を提示しているが、ヘルムート氏は「深海に潜むものに対する我々の理解も同様に未熟である」と指摘する。
「海洋の多くの部分はあらゆる意味でまだ知られていない場所でもある。水中に沈んだ未知の物体を探すための協調的な努力は、最終的には単に『地球上の、宇宙人とは関係ない未知の現象についての詳細』をもたらすだけかもしれない。しかしこの惑星、特に海洋には発見すべきことがたくさんあり、それは魅力的なものになるに違いない」として、ヘルムート氏は海洋調査にも価値があると提起している。
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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