【閲覧注意】映画『チェイサー』元ネタのソウル20人連続殺し! くすぐりながら殴打、監禁、肝臓食い…猟奇人肉殺人
■逮捕されたものの……
麻浦区の売春を取り締まっていた事務所は、売春婦たちが次から次へと消えていくことに事件性を感じ取り、彼女たちを買った客の電話番号を調べた。そして、7月15日。消えた売春婦を買った携帯の番号から「女を買いたい」という電話がかかってきたのを受けて、警察に通報。待ち構えていた警察官にユは逮捕された。この時、ユが使っていた携帯電話は28歳の被害者のもので、彼女は死の直前に「これは亡くなった母親の形見」だとユに話したという。
警察署に到着した時、ユは突然倒れ、床の上で全身を痙攣させた。てんかんの発作だと思った警察官は彼の手から手錠を外した。痙攣がおさまったユは「忘れないうちに被害者を埋めた場所を教えたい」と言い、車に乗り込む際に隙を見て逃走した。痙攣は手錠を外させるための演技であった。
警察の大失態に市民は大激怒。ユは11時間後に発見され、身柄を拘束された。
取り調べで、ユは売春婦や高級住宅に住む金持ちたちを殺害したことを認めた。売春婦たちをハンマーで殴り殺す前に「さよなら」と声をかけ、自分と同じO型の被害者の肝臓を食べたことも自供した。また、何人かの売春婦を殺害する前、「親に電話しろ」と言って電話をかけさせたことも明かした。供述通り、11人の売春婦のバラバラ遺体は腐乱した状態で発見された。
ソウル地方警察庁は、犯人を早期検挙できなかったこと、さらには逃走されたことで強い非難を受けた。さらに、ユを連行していた警官が「警察がもっとしっかり仕事をしていたら、娘は死なずにすんだのに!」と叫びながら掴みかかってきた被害者の母親を足で蹴るという不祥事まで起こし、警察は大バッシングを受けて謝罪会見も行われた。住民の警察に対する不審感が高まった事件でもある。
ユの裁判は同年9月6日に始まったが、ユは「自分を弁護するつもりはない。被害者たちには悪いことをしたと思っている」と述べ、裁判はボイコットすると表明。裁判官をニヤニヤしながら眺めたり、拘置所で自殺未遂をしたり、彼を罵った傍聴人に殴りかかろうとするなど異様な行動を取り続けた。その年の暮れ、12月13日、20人を殺害した罪で有罪となり死刑が宣告されると、ユは満足げな表情を浮かべた。
死刑制度がある韓国だが、1997年以降執行されたことはない。ユも未だソウルの刑務所に収容されたままである。
参考:「Murderpedia」「Absolute Crime」「Korea Joongang Daily」ほか
※2020年の記事を再掲しています。
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