世界を支配したヘンリー・ キッシンジャーの功罪! 王室、メイソン、悪魔、ペド、田中角栄……ジェームズ斉藤!

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画像は、Wikipediaより引用


──先月末にアメリカの元国務長官のヘンリー・ キッシンジャーが他界されました。 彼の功績についてはいろいろ言われていますが、 改めてキッシンジャーの功罪について聞かせてください。

ジェームズ すでにいろんな人が評価を下していますが、特に顕著なのがカンボジアで爆撃をやりまくって何百人、何千人と殺した戦争犯罪人として断罪している人が多いということです。この評価は極左の連中が下していますが、一応事実に基づいているので間違いではないです。しかし、カンボジアへの爆撃の責任に注目し過ぎると、彼の真の評価ができなくなります。私の評価としては、彼は女王陛下のトップスパイで、イギリスのために最後まで尽くしたことです。

──女王陛下のスパイ? イギリスのため?

ジェームズ はい。表向き、キッシンジャーはアメリカ政府の役人ですけど、彼が本当に仕えていたのはイギリスの女王陛下です。実際にエリザベス女王に物凄く気に入られてますし、女王陛下と握手する時は必ず、フリーメイソン式の握手をしています。 彼はフリーメイソンのトップクラスのマスターメイソンでもありました。メイソンのグランドロッジの本部がロンドンにあるんですが、 このトップはイギリス王室です。フリーメイソンはいろんな見方があるんですが、 一つの見方としてあるのはイギリス王室直轄の謀略機関というもの です。キッシンジャーはその優秀なエージェントでした。

──ん? ということは彼はアメリカを裏切っていたということですか?

ジェームズ まあ、そういう言い方もできなくはありません。アメリカとイギリス、どちらに忠誠を誓っていたのかといえば、イギリス、特に女王陛下、というスタンスだったと思います。というのも彼はピルグリム協会の大物でもありましたから。このピルグリム協会というのは1902年ごろにイギリスが英米の友好を推進するために作った組織で、名誉総裁はこの前までエリザベス女王、いまはチャールズ国王です。会員になるには紹介者が必要で、私の知り合いのピルグリム協会のイギリス人会員もやはり英国王室の血をひく、日本で言えば「宮様」に相当する方でした。ただし 協会の実態はイギリスの謀略に協力するアメリカ政府高官などの売国エリートを選抜するための組織でした。つまり、アメリカ人であったキッシンジャーは女王陛下に忠実に仕えた「宮廷ユダヤ人」だと言えるのです。彼はアメリカ政府のど真ん中、国務長官、国家戦略担当補佐官にまでなっています。アメリカの外交と安保をすべて牛耳ることができました。 その力を使ってイギリスのために尽くした人でした。

── キッシンジャーはアメリカと中国の仲を取り持った中国寄りの人なのかなと思っていましたが、違うんですね。

ジェームズ 彼は何寄りというのはなくて、強いて言えば、イギリス寄りです。彼のことをこのように分析する人をあまり見たことはありませんが、これが最もキッシンジャーを正しく理解する見方だと私は思ってい ます。

──でも、アメリカを裏切っているんですよね?

ジェームズ イギリスのためにアメリカの国力を復活させてきた人というのが正しいでしょうね。 そもそもイギリスが仕掛けた謀略が米ソの冷戦で、大戦前の米ソは仲が良かったんです、同盟国でしたから。 ルーズベルトなんかはスターリンのことを「アンクル・ジョー」、 つまり「ジョーおじさん」と呼んでいて、文通までしていました。 ペンパルだったんですよ、二人は(笑)。 いまでもスターリンとルーズベルトの文通集という本があるくらい です。

──そうなんですか!?

ジェームズ イギリスが一番警戒していたのはイギリスの頭越しにロシアとアメリカが手を組むことでした。結局、 ルーズベルトもイギリスの謀略に協力しています。アメリカを大戦に引きずり込みたかったイギリスに協力したルーズベルトは、日本の真珠湾攻撃のことを知っていながら黙って攻撃させて、アメリカを参戦に導きました。ただし、ルーズベルトはスターリンのことも好きでしたから 次第にソ連寄りになってしまったのです。 そこがイギリスの計算ミスだったので、戦後の1946年にチャーチルがアメリカに渡ってトルーマン大統領も出席している講演会で、あの有名な「鉄のカーテン」 スピーチをやったんです。あれでアメリカはイギリスと一心同体で共産主義に対抗しなければ ならないというムードを作ったんです。 これはキッシンジャーの師匠であるアレン・ダレス( のちのCIA長官)の仕掛けです。自由主義VS全体主義という構図を作って、「封じ込め」 という外交戦略を提唱したんです。これを引き継いだのがキッシンジャーで、 彼が何をしたかというと冷戦の第二段階として中国と付き合いだしたのです。

 それまでのアメリカ外交はソ連と中国を一体として見ていたんです が、 ソ連と中国とは別々に付き合うべきだという戦略に転換しました。 これはロシアマーケットよりも圧倒的にポテンシャルが高い中国マーケットを狙ったものです。

 もともと中国マーケットはアヘン戦争時代からずっとイギリスのものでした。ところが、大戦後、 中国が共産主義になってしまったため 中国市場へのアクセスができなくなってしまったのです。 毛沢東の事実上の鎖国政策で最も困ったのは、イギリスでした。 そこでイギリスは中国を開放し、アメリカ経済を骨抜きにし国力を弱体化させ、同時にチャイナマネーがロンドンに還流する仕組みを作ろうと企ん だのです。そのために動いたのがキッシンジャーでした。

──イギリスのために中国に近づいたんですね。

ジェームズ そうです。キッシンジャーを鄧小平に紹介したのは、 私の知り合いの父親でしたからその辺りの事情はかなり理解しています。当時はまだ毛沢東が生きていましたから、鄧小平を介して毛沢東に近づいて、市場開拓の話ではなくて、毛沢東が毛嫌いしていたブレジネフのソ連を一緒に封じ込めようと言って手を組んだのです。これでアメリカと中国が国交を回復し、その後、鄧小平をトップにして改革開放路線を始めたんです。

 キッシンジャーといえば、 北京に行った時に周恩来とピンポン外交をやったのも有名です。 卓球をやって個人的な付き合いを上手にやったんです。それもあってキッシンジャーは親中と言われるようになったのです 。彼の『中国論』という著書を見ると、確かに親中ですが、あくまで彼は中国市場にアクセスするという任務を帯びていた人で した。

── 自分の利益のために中国にすり寄っていっているうちのケツの毛まで抜かれた人だと思っていました。

ジェームズ 違います。どちらかというと、ケツの毛を抜いたのはKGBです。有名な話ですが、キッシンジャーはペドでした。 KGBの斡旋で少年が用意されて、ホテルでやってしまっているところをすべて盗撮されてしまっています。それでキッシンジャーはKGBの言いなりになり、ワシントンにあるソ連大使館をジョージタウンの丘の上に作ったんです。ジョージタウンの丘に立てばわかりますが、アメリカ議会、ホワイトハウス、ペンタゴン、CIAの建物が見渡せます。つまり、すべての電波通信を取ることができるのです。

──裏切り者なんですね。 キッシンジャーのパーソナリティはどんなものだったんですか?

ジェームズ サタニストです。しかし、ジョージ・ ソロスのような極左的ないやらしいサタニストではないと思います 。なぜならキッシンジャーは人権の擁護のようなことは言いません。 人権無視の危険人物と付き合うことが自分のキャリアにつながることを知っています。

 また、小国を差別する差別主義者です。日本は小国だと思っていて、日本人の事を「戦略が絶対にわからない人種だ」と言っていましたし、必ず「 ジャップ」と呼びました。田中角栄がキッシンジャーの相談なしに中国と国交回復した時には 「ジャップに裏切られた!」と怒っています。それでロッキード事件を起こして、田中角栄を潰したのです。

──あれはキッシンジャーがやったんですね。

ジェームズ そうです。彼はナショナル・セキュリティ・ アドバイザーだったのでCIAからなにからすべてを操作できる立場にありました。

 アメリカ国民のことも無視していました。 アメリカ国民のためになるようなことは何一つしていません。彼はロックフェラー家のエージェントでもあり ロックフェラー家のために中国市場を開放したのです。ただし、 ロックフェラー家の上に女王陛下がいましたから、これも結局女王陛下のためでした。 彼は女王陛下と個人的な付き合いもあって女王陛下主催のパーティ ーの常連でしたし、 陛下が乗る馬車に同席しているくらいですから、物凄い待遇です。

──嫌な人ですが、徹底していたんですね。

ジェームズ 自分と女王陛下のために生きてきた人間です。そのために、ドイツ国民もアメリカ国民も日本人も平気で踏み潰してきた人間だということです。ただし、あの時代、それがすべて悪かったかというと、そうとも言いきれません。 なかなかコクのある人だったのです。 興味があればメルマガでご確認ください。

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