【エイプリルフール傑作選】世界中が本気で騙された! 伝説の「公式」おふざけニュース8選

4月1日。この日はSNSにばら撒かれる嘘だけでなく、普段はお堅いニュースを流している公式メディアや大企業の発表にも全力で疑いの目を向けなければならない日だ。
歴史を振り返ると、「まさかこんな大手がウソをつくわけがない」という人々の心理を見事に突いて、数百万人の大人たちを赤面させた伝説的なエイプリルフール・ジョークがいくつも存在する。
今回は、世界の歴史に残る「規模がデカすぎる公式のおふざけ」8選を紹介しよう。
1.左利き専用「サウスポー・ワッパー」(1998年・アメリカ)

バーガーキングが全米紙『USA Today』の全面広告で発表したのが、「左利きの人のために特別に設計されたワッパー(ハンバーガー)」だ。
広告にはご丁寧に「左手で持ちやすいように、中身の具材を180度回転させて配置した」という謎の設計図まで掲載されていた。
こんなあからさまな冗談に、なんと数千人もの客が「左利き用をくれ!」と店舗に殺到。さらに面白いことに、右利きの客からは「いつもの右利き用の方が美味しかった」という謎のクレームまで寄せられたという。人間の味覚がいかに思い込みに左右されるかがよくわかる。
2.ジャンプで宙に浮ける日(1976年・イギリス)

イギリスの国営放送BBCは、エイプリルフールの常習犯だ。
著名な天文学者パトリック・ムーアがラジオに出演し、「4月1日の午前9時47分、木星と冥王星が地球と一直線に並び、一時的に重力が打ち消される。その瞬間にジャンプすれば、誰もが宙に浮くことができる」と大真面目に語った。
当然そんな現象は起きないのだが、BBCには「リビングで11人の友達と一緒に宙に浮いたわ!」という喜びの電話や、「浮きすぎて天井に頭をぶつけたから賠償しろ!」という怒りの電話が殺到したという。
3.デジタル・ビッグベン(1980年・イギリス)

またしてもBBCの犯行である。
「近代化の波に乗るため、ロンドンの象徴『ビッグベン』の時計盤をデジタルディスプレイに変更し、時報も電子音のビープ音にする。名前も『デジタル・デイブ』に改名する」と報じたのだ。
伝統を愛するイギリス国民はこれに大激怒。BBCの電話回線はパンクし、抗議の嵐となった。国民の逆鱗に触れるギリギリのラインを攻めるBBCの度胸には感服する。
4.ニクソン大統領の「悪夢の再出馬」(1992年・アメリカ)

ウォーターゲート事件で辞任に追い込まれたリチャード・ニクソン元大統領。彼が「もう一度大統領選に出馬する」とNPR(アメリカの公共ラジオ放送)で宣言した。
「私は何も悪いことはしていないし、二度とあんなことはしない」という肉声テープまで放送され、まだ事件の記憶が新しい国民はパニックと怒りに包まれた。これは、NPRが雇った超優秀なモノマネ芸人による見事な演技だった。
5.ストッキングでカラーテレビに!?(1962年・スウェーデン)

当時、スウェーデンにはまだ白黒テレビの放送しかなかった。
そんな中、国営放送の技術専門家が「テレビの画面に細かいメッシュ(網目)の布を被せると、光の屈折で映像がカラーになる」と生放送で発表。そして「一番手に入りやすいメッシュは、ナイロンのストッキングです」と付け加えた。
結果、スウェーデン中の何千人もの人々が、テレビ画面にストッキングを被せて画面を睨みつけ、貴重なストッキングを無駄にした。
6.アメリカ連邦準備銀行から全財産が盗まれた(1905年・ドイツ)
ドイツの新聞が「アメリカの連邦準備銀行から、2億6800万ドル(当時の全財産に近い額)の金と銀が盗まれた!」と大々的に報じた。
記事には、「アメリカの泥棒貴族たちが3年かけてポトマック川の下にトンネルを掘った」などという詳細な手口まで書かれていた。
ドイツの他のメディアもこれを信じてヨーロッパ中に拡散したが、当のアメリカ人たちは「何言ってんだこいつら」と大爆笑していたという。
7.肺活量だけで飛ぶ男(1934年・ドイツ)


再びドイツの新聞が、「オトフリート・コイヒャーという男が、自らの肺活量だけで空を飛ぶ機械を発明した」という記事を、スキー板を履いて胸に謎の装置を付けた男の写真付きで掲載した。
今度はアメリカのメディア(ニューヨーク・デイリー・ニュースなど)がこれを信じ込み、大々的に報じてしまった。実は発明家の名前「Koycher(コイヒャー)」は、ドイツ語の「keuchen(喘ぐ、咳き込む)」をもじったダジャレだったのだが、言葉の壁がアメリカ人を騙す結果となった。
8.伝説の「スパゲッティの木」大豊作(1957年・イギリス)

エイプリルフール史に燦然と輝く、BBCの最高傑作。
「今年は温暖な気候と害虫駆除のおかげで、スイス(またはイタリア)のスパゲッティの木が大豊作です」というナレーションと共に、農家の女性たちが木からスパゲッティの麺を丁寧に摘み取る映像を放送した。
当時、イギリスではスパゲッティはまだ珍しい缶詰食品だったため、多くの視聴者がこれを信じ込んだ。「どうやったら庭でスパゲッティの木を育てられますか?」という問い合わせに対し、BBCは「トマトソースの缶詰にスパゲッティの束を挿して、祈ってください」と真顔で返答したという。
これだけフェイクニュースに引っかかっている歴史を見ると、BBCが報じるニュースを今でも信じているイギリス人が不思議に思えてくるほどだ。
今日という日だけは、テレビやネットの情報を鵜呑みにせず、「トマトソースにパスタを挿す」ような真似はしないよう、どうかお気をつけいただきたい。
参考:ODDEE、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊【エイプリルフール傑作選】世界中が本気で騙された! 伝説の「公式」おふざけニュース8選のページです。伝説、デマ、エイプリルフールなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで