月の裏側の構造物、木星の環…「スターゲイト計画」の超能力者が見たものとは

イメージ画像 Created with DALL·E

 世界で最も有名な超能力者の1人であるインゴ・スワンは木星や水星に探査機が送り込まれる以前に、リモートビューイングによって“見た”それらの惑星の詳細なビジュアルを描写していた。特に木星の環の存在をいち早く指摘していたのだ。

■木星を遠隔透視した超能力者

 土星には周囲に環があることで知られているが、木星にも環があることが1979年にNASAの探査機「ボイジャー1号」の木星探査によって明らかになった。

 木星に環があることは1960年代にソ連の天文学者セルゲイ・フセフスヴァツキーによって指摘されてはいたが、ボイジャー1号の発見以前、ほとんどの科学者は木星の環の存在の可能性を否定していた。

 ところが天文学者ではなく、実は超能力者からも木星の環の存在が指摘されていたのだ。

 1970年代、スタンフォード研究所、米軍、CIAが協力して実施した遠隔透視実験「スターゲイト計画」の主要メンバーの1人、インゴ・スワン(1933-2013)は木星の遠隔透視実験で、木星の環を描写したのである。

インゴ・スワン  「Howandwhys」の記事より

 1973年4月27日、ハロルド・パトホフによって行われた遠隔透視実験で、スワンは思考の力を使って遠く離れた木星を訪れた。

 スワンは木星の環がまばゆい光で輝いているのを目撃し、あらゆる方向から詳しく観察することができたという。

「これらのビジョンは私の中にあり、その後外側に現れました。宇宙は黄色に染まり、その向こうに暗い物体が見えます。それらは対照的な色や密度の他の衛星なのでしょうか? 私には地球科学者によってまだ発見されていない17個の衛星があり、木星のずっと近くある印象があります。またそれらのいくつかは内部の決定的な火山活動によって生まれ、現在も生まれているという感覚もあります」とスワンは記録文書の中で述べている。

 インゴは木星について13の描写をしており、その13は後の科学的データの分析によって確認されるまでは、科学的に予期されていなかったものである。その13とは以下の通りだ。

1.水素マントルの存在
2.嵐、風
3.竜巻のようなもの
4.赤外線
5.温度の逆転現象
6.雲の色と形状
7.オレンジ色の環境
8.大気中の水/氷の結晶
9.電波を反射する結晶帯
10.磁気オーロラと電磁オーロラ
11.木星の環
12.液体成分
13.山脈と固い核

 スワンが木星を透視した描写内容はNASAの木星探査の探査結果とほぼ一致していたといわれている。

画像は「Wikimedia Commons」より

 インゴ・スワンは木星のほかにも水星、月、火星の遠隔透視実験に起用されてそれぞれの天体のビジュアルを説明している。

 その中でも気になるのが月の“裏側”のリモートビューイングだ。

 記録によるとインゴは月の裏側で多くの珍しいものを見ている。ドーム型の構造物、先進的な機械、国連本部ビルのような大きな建造物、高い塔、大きな十字形の構造物、そして地形全体に広がる奇妙な管などについて語ったている。また採掘作業の跡らしきものも確認しており、何らかの存在が密かに月面に基地を建設したようであったという。

 さらにインゴは月面にいる人間のように見える人々のグループも目撃している。彼らは何らかの敷地内で崖を掘っていて、奇妙なことに、彼らは全員完全に裸であったという。

 月の裏側にエイリアンの基地があるという“陰謀論”はかねてから語られているが、はたして今後の月探査でインゴが見た光景が確認されることになるのだろうか。アメリカが主導する有人月探査計画「アルテミス計画」の進捗と共に今後の月探査の動向に注目していきたい。

参考:「Howandwhys」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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