米軍最注目の超能力者インゴ・スワンとは? 体外離脱で木星を遠隔透視!?
かつて米ソ冷戦期に超能力研究が国家レベルで行われていたことは最近になって事実だということが明らかになった。その能力はスパイの防諜技術として主に開発されていたが、最強の透視能力を持つといわれた人物がインゴ・スワンだ。彼は地球上の透視だけでなく、宇宙空間にまで飛び出し、木星や土星の遠隔透視にも成功したという。以下、インゴ・スワンの経歴を紹介した過去記事を再掲する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※ こちらの記事は2019年2月3日の記事を再掲しています。
かつてアメリカで、有名大学や軍までもが超能力を研究していたことはよく知られている。インゴ・スワン(1933~2013)は米軍やCIAの秘密計画に参加していた超能力者の一人で、透視能力を使って地球上のみならず、水星や木星までも透視する恐るべき能力の持ち主であった。
最強の透視能力者インゴ・スワン
インゴ・スワンは1933年9月14日、米コロラド州に生まれた。米ユタ州のウェストミンスター大学で生物学と芸術学の学位を取得したのち、陸軍に入隊して韓国で3年間勤務、その後は国連事務局に勤務するかたわら、アーティストとしても活動していた。
スワンには幼い頃から特殊な能力があったといい、体外離脱などもたびたび経験していた。1969年ごろから超心理学の実験に積極的に参加するようになり、その後20年以上、専門家の監視下で実験を繰り返すようになった。彼を評して「超心理学でもっとも実験されたモルモット」と表現する者さえいる。
1970年代初頭、スワンはスタンフォード研究所(後のSRIインターナショナル)の実験に参加するようになる。この頃の経験によりスワンの能力に磨きがかかり、彼は体外離脱して遠く離れた場所に“行き”、その地形や建物などについて詳細なスケッチをつけることができた。いわゆるリモートビューイングの先駆けである。
スワンによるリモートビューイングは成功率が高く、再現性もよかった上、長期にわたって実験を成功させていた。これは他の被験者にはみられない特徴であり、ユニークな超心理学の被験者として彼は研究者の間でも有名になっていった。
1973年、スワンは水星と木星のリモートビューイングに成功する。この際、彼は木星の周囲に存在する輪を報告しているのだが、当時はまだ木星の輪の存在は知られておらず、その存在を明らかにしたのは1979年のボイジャー1号による観測であった。スタンフォード研究所の科学者ラッセル・ターグとハロルド・パソフによれば、スワンの透視結果は後に行われた探査機での調査結果と非常によく一致していたという。
スワンは1988年まで、SRIでパソフの研究に関わり続けた。彼の能力にはCIAや米軍も興味を示したといい、リモートビューイングによる諜報活動を研究したとされる。その中でも特に有名なのが、米陸軍が行った極秘計画スターゲートプロジェクトである。このプロジェクトにはかの有名な超能力者ジョー・マクモニーグルも参加しており、1995年まで行われた。スワンはここでソ連の核施設や原子力潜水艦などをリモートビューイングしたとされる。
20世紀の偉大なる超能力者の一人インゴ・スワン。1970年代以降に出版された超心理学や超能力の本や論文で、スワンについて触れていないものはないとさえ言われるほどだ。スワンは2013年1月31日に惜しくも亡くなっているが、その偉業は今後も語り継がれるだろう。
参考:「Remote Viewing / Remote Perception」「Remote Viewd」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊米軍最注目の超能力者インゴ・スワンとは? 体外離脱で木星を遠隔透視!?のページです。米国、超能力、超能力者、リモートビューイング、インゴ・スワンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで