月面着陸は嘘だった?アポロ宇宙飛行士の言葉が56年の時を経て陰謀論を再燃させる… 英雄の発言は“暴露”か“誤解”か?

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イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 アポロ11号の月面着陸から56年が経った現在、再び月面着陸にまつわる“陰謀論”が再燃の機運を見せているようだ――。

■“月面着陸陰謀論”の再燃か!?

 今から56年前にの1969年7月20日、アポロ11号が月面着陸し、宇宙飛行士のニール・アームストロング氏とバズ・オルドリン氏が月面に降り立ち「人類にとって偉大な一歩」を踏み出し、地面に星条旗を立てた。

 その後、1972年までの間に合計6回月、人間は月面に足を踏み入れているが、この成果に誰もが納得しているわけではない。一説によると月面着陸の映像は映画スタジオで撮影されたものであるという“陰謀論”を信じているアメリカ人は10~25%いるといわれている。

 この“陰謀論”の根拠にされているのがバズ・オルドリン氏の発言にある。

 2000年にコナン・オブライエン氏のトーク番組にオルドリンが出演しているのだが、オブライエン氏が子供の頃に月面着陸をテレビで生中継で見ていたと話したところ、オルドリンは「いや、君は見ていなかったよ…そこにはテレビもなかったし、写真を撮る人もいなかった。君はアニメを見ただけだよ」と答えているのだ。

 月面で撮影が行われていなかったというのだろうか。そしてこれはオルドリン氏の“暴露発言”なのか?

 さらに最近の動画では、オルドリン氏が2015年の全米ブックフェスティバルに出席し、少女が月面探査について質問している様子が映し出されている。

「(アポロ計画終了後から)なぜこれほど長い間誰も月へ行っていないのですか」と少女に問われると、オブライエン氏は「我々がそこに行かなかったからだ。それが現実になったのだ」と答えている。

 オルドリン氏らは月に行っていなかったというのだろうが。

 SNSで広く共有されたこの動画は、オルドリン氏が資金援助と政府の優先順位の変更により月面探査ミッションが終了したことを説明する前に終わっている。この後にオルドリン氏は次のように説明しているのだ。

「何かを継続させたいのであれば、過去になぜ停止したのかを知る必要があります」

「これは資源と資金の問題であり、新たな任務には新たな装備が必要です」

 つまり“我々”とはアポロ計画終了後の宇宙開発当局のことを指しており、そして月面探査ミッション終了はとても残念なことであるとのニュアンスが含まれているようだ。

 トーク番組での発言についても、オルドリン氏が言及していたのは、当時の放送局が月面着陸の報道で実際の映像と交互に使用していたアニメーションのことであるとすれば辻褄があうのかもしれない。

 つまり言葉の意味での本当の“最初の一歩”は実は撮影されておらず、月面に降り立ってからいろいと機材のセッティングを済ませた後に演出としての“最初の一歩”が撮影され、それがNASAの公然の秘密になっていると考えてみれば、“陰謀論”がなかなか払拭されないのも頷けるかもしれない!?

参考:「Daily Mail」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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ツイッター @nakata66shinji

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