「ニコラ・テスラは金星人」FBI機密文書で発覚!? ヒーリング光線、惑星間通信、特殊発明は全て…
※2019年5月の記事の再掲です。
史上最強のマッド・サイエンティストにして天才発明家、数多くのオカルト用語に彩られるニコラ・テスラ(1856〜1943)。その生涯と業績について、ここ日本ではあまりにも正しく理解されていない、いや、ほとんど知られてこなかったといっても過言ではないだろう。
近年になって、起業家のイーロン・マスクが立ち上げた電気自動車メーカーに「テスラ」の名を冠したこともあり、その死から約70年の時を経てようやく正しく評価しようとする機運が高まっているようだ。今夜(2日)22時にはNHK Eテレの番組『フランケンシュタインの誘惑E+』で特集まで組まれるというのだから、ようやく時代がオカルトに追いついてきたということか。
だが、この伝説的科学者には、NHKではとても報じることなどできない数々の驚愕エピソードがまだまだ山のように存在するのだ。その一つこそ、「テスラ=金星人」説である。突拍子もない話だと思うかもしれないが、その認識は甘い。これはFBIの機密文書に記された、れっきとした“真実”なのである。今回は、ニコラ・テスラの正体に迫った衝撃の報告を再掲しよう。
不遇の天才発明家、ニコラ・テスラは金星人だった! ――機密指定が解除されたFBI文書が話題だ。
■宇宙の人々「ニコラ・テスラは金星人」
昨年末に公開され話題を呼んだ“JFK暗殺”にまつわる非公開機密文書など、FBIのウェブサイトでは続々と過去の機密文書を公開している。
新たに公開された極秘文書の中からは、1943年に逝去した発明家、ニコラ・テスラに関するかなりの分量の文書も発掘されて日の目を見ることになった。
晩年をニューヨーク・マンハッタンのホテルで暮らし、その部屋で亡くなったテスラだが、死後に残された遺品や書簡はいったん米軍とFBIに押収されたといわれている。FBIがテスラに抱いていた関心の高さがうかがわれるのだが、こうして極秘のレポートの数々が存在していたことで、改めてFBIの関心度の高さが裏づけられたことになる。
いったいFBIはニコラ・テスラの何に興味を持っていたのか。それはテスラが開発したとされる「惑星間通信技術」であるようだ。
1957年6月14日の日付が記された文書は「惑星間交信ニュースレター(Interplanetary Session Newsletter)」と題され、ストーム夫妻(ジョン&マーガレット)によって執筆されている。
文書では同年6月13日にニューヨーク上空で目撃されたUFOの話や、6月20日に開催されるUFO研究家でエイリアンとの接触体験を持つジョージ・バン・タッセル氏とダニエル・フライ氏の講演会の情報、そして夫妻の妻、マーガレット・ストーム氏が当時執筆中であったニコラ・テスラの伝記『Return of the Dove』(1959年)など内容は多岐に及ぶものだ。
その中に何度も出てくる言葉が“宇宙の人々(Space People)”という単語である。レポートの内容からは、この宇宙の人々の存在はもう前提になっているというニュアンスであることが読みとれる。
文書によれば、テスラは1938年に惑星間コミュニケーションを可能にするラジオ型の装置を開発しているという。1943年のテスラの死後は、彼の志を受け継ぐエンジニアたちがさらに研究開発を推し進めていたのだが、その過程で彼らは1950年に宇宙の人々の宇宙船と緊密な連携をとる機会を得たということだ。
「宇宙の人々はテスラの意思を受け継ぐエンジニアたちのもとを頻繁に訪れました。そして宇宙の人々は、故テスラが金星人であることを教えてくれました。テスラはまだ赤ちゃんの頃、1856年に地球に連れてこられ、ユーゴズラビアの山奥(現在のクロアチア)で生活していた両親のもとへ“養子”に出されました」(文書より)
なんと宇宙の人々が言うには、故ニコラ・テスラは金星人であったのだ。
■宇宙の人々が我々人類に“覚醒”を求めている
ニコラ・テスラの驚くべき“秘密”が明かされた文書だが、ここにある記述のメインテーマは火星人を含む宇宙の人々が我々人類に“覚醒”を求めているという訴えである。そして人類にその意図を伝えるために、7月1日に全米で大規模な“UFO航空ショー”を予定していたというからなお驚きだ。すべてのアメリカ人が目撃できるように、全米各地で朝、正午、夜の3回、4隻の宇宙船が“示威飛行”をするということだ。
1957年の7月1日に本当に全米各地でUFOが目撃されていたのかどうかは定かではないが、6月14日の時点でストーム夫妻にはこの情報がもたらされていたことになる。こうした宇宙の人々からのメッセージは、霊的団体「アセリアス・ソサエティー」の設立者であるジョージ・キング氏や、“コンタクティー”であるカルバン・ガービン氏などから伝え聞いていることも記されている。
はたして7月1日に何が起こっていたのか? 文書では宇宙の人々が彼らの宇宙船の姿をすべてのアメリカ人に見てもらうためのあらゆる準備をしていると記している。しかし軍用機のスクランブル発進などが相次ぐようなことがあれば宇宙船は姿を現さないという。むしろ市民のほうから政府や軍に対して“訪問者”にもっと誠実に接することを進言すべきであるとアドバイスしている。
また我々は核実験を直ちに中止、放棄してカルマの負債を償わなければならない時期に来ていることにも触れられている。しかしながら宇宙の人々は現在“疫病の時代”にある我々を手助けするために、1957年7月21日深夜に4つの宇宙ステーションから“ヒーリング光線”を放射して地球上のすべてを磁気化する予定であったという。この光線は瞑想を通じて個々の人間も吸収することができるものだったということだ。
火星人はとにかく我々が地球を破壊し続けていることにとても気分を害しており、宇宙の人々もまた地球人に対して我慢の限界にきていることを忠告するかたちでこの文書は締めくくられている。米ソ冷戦時代の只中にあって、つかの間の「雪どけ」ムードがもたらされたとされる1957年。もし核廃絶の方向へと舵が切られていたならば、宇宙の人々を友好的に迎え入れられていたのかもしれない。
(文=仲田しんじ)
参考:「EWAO」、ほか
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