4000年前に人類文明は核戦争で一度滅びた?「3000度の炎を放つ兵器」によって形成された廃墟とは

 人類文明はこの地球上で一度滅んでいたのか? パキスタンのモヘンジョダロ遺跡は4000年前の核戦争で滅亡した都市なのだろうか――。

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■4000年前の核戦争で滅んだ都市

 一部で根強く信じられている「古代宇宙飛行士説」は、地球外先進文明が地球上で人間を作り上げて文明を授けたとする歴史観である。この場合、地球外先進文明のエイリアンは地球上で天地創造を行った“神”なのだ。

 はるか昔にエイリアンによって作られた人間はその後、順調に発展を遂げ今日の我々が存在しているのだろうか。

 しかしある人物に言わせると、残念ながら4000年前に人類文明は核戦争で一度滅びているという。

 ジョー・ローガン氏のポッドキャスト番組に出演した、起業家で作家のビリー・カーソン氏は、パキスタンのモヘンジョダロ遺跡には核爆発の明確な証拠があると主張している。

「建造物は(高熱で)ガラスに変わり、砂もガラスに変わり、(ハラッパの)死体は今も路上に横たわっています」と、MITで科学の学位を取得しているカーソン氏は語る。

 ハラッパの都市遺跡で発見された遺骸の中には、死亡時に手を握っていたことを示唆する姿勢で発見されたものもあり、予想よりも高いレベルの放射線が検出されていて「動物に食べられたことは一度もない」とカーソン氏は説明する。

画像は「YouTube」より

 1920年代に英領インドの都市遺跡、ハラッパと共に発見されたモヘンジョダロは約3700年前には廃墟なっていたと考えられているが、4000年前の当時、最も先進的な都市だったと考えられており、驚くほど洗練された土木工学と都市計画が採用されていたという。

 カーソン氏は、古代ハラッパ文明は、現代の考古学者のほとんどが認めるよりもはるかに先進的だったと主張する。

「彼らが住んでいた建物の横の階段の端に遺体が横たわっており、建物はガラスに変わっています」(カーソン氏)

 カーソン氏は廃墟と遺体は「3000度の炎を放つ兵器」によってのみ形成されたと確信しており、従来の考古学ではこの都市の突然の破壊を説明できないと考えている。

 モヘンジョダロはツングースカ大爆発のような大気圏を通り抜けて来た隕石の衝突で壊滅したという説もあるが、カーソン氏はその可能性を否定している。

「(隕石衝突なら)彼らの骨はばらばらに砕け散っていたはずです」と彼は指摘し、その遺跡で発見された遺体は比較的原型を留めた手つかずの状態のようで、剣や棍棒による傷跡さえ見られないという。

「いかなる種類の攻撃による傷や剣による切り傷などの証拠も見当たらない」と彼は説明し、この大災害に関する唯一の歴史的記録は、街を吹き荒れた“邪悪な風”を物語っていると述べている。つまり核爆発による灼熱の爆風によってこの都市は滅んだというのである。

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 カーソン氏は、アヌンナキと呼ばれる地球外ヒューマノイド種族が歴史の夜明け前に古代シュメールに降り立ち、何らかの目的のために金を採掘しようと計画したと考えている。彼は、南アフリカ・ムプマランガ州の「アダムのカレンダー」として知られる巨石構造物は、アヌンナキによって金鉱の一部として建てられたと主張している。

 この理論は『The 12th Planet』や『Lost Book Of Enki』などの著書を持つ作家のゼカリア・シッチン氏の見解を踏襲するものであり、そこではアヌンナキは金の採掘のための奴隷として人間を作り出したストーリーが展開されている。

 カーソン氏によればその際、アヌンナキは人間が絶対に逆らわないように、人間がエイリアンを神として崇拝してしまうための“崇拝遺伝子”を遺伝子に挿入したのだと説明する。この崇拝遺伝子のスイッチを“オン”にされている人間は、神を容易に崇拝してしまうのだという。しかし崇拝遺伝子は磁力などによって“オフ”にすることもできるということだ。

 とすれば4000年前のモヘンジョダロで、崇拝遺伝子を“オフ”にした人間が神に反抗し、怒ったアヌンナキの核攻撃によって人類は一度滅ぼされたのだろうか。すると現在の我々はその核攻撃から奇跡的に生き伸びたわずかな人々の末裔なのか。この視座に立脚して歴史を眺めればいずれにせよきわめて壮大なストーリーになることは間違いない。

参考:「Daily Star」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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