“ダイアナ妃の生まれ変わり”だと主張する少年「見て!お姫様だった頃の僕だよ」
ダイアナ妃だった“前世記憶”を持つ少年として話題になったビリー君にはそのきっかけとなった1枚の写真があるという――。
■1枚の写真でよみがえったダイアナ妃の“前世記憶”
“前世記憶”を持つ子供たちが時折メディアを騒がせるが、オーストラリアの人気TVキャスター、デイビッド・キャンベル氏の息子、ビリー君は2歳ごろから奇妙なことを口走るようになった。
自分はダイアナ妃の生まれ変わりだと主張して家族を驚かせたビリー君なのだが、父親によれば、それは息子が1枚の写真を見た時からはじまったのだという。
2019年にアイルランドのファッション誌「Stellar Magazine(ステラ・マガジン)」に寄稿した記事でキャンベル氏は、ビリー君が2歳の頃からダイアナ妃だと主張し始めたと述べ、それは妻のリサがダイアナ妃の写真が載ったポストカードを受け取ったことからはじまったという。
母親と一緒にいたビリー君はその葉書の写真を見てダイアナ妃を指差し「見て! お姫様だった頃の僕だよ」との衝撃発言を口にしたのだ。
1997年8月31日、パリで不慮の自動車事故に遭い、36歳の若さでこの世を去ってしまったダイアナ妃だが、ビリー君がこのプリンセスの生まれ変わりであることが示唆されることになったのである。
さらに奇妙なことに、ビリー君はダイアナ妃の2人の息子、ウィリアム王子とハリー王子の存在も知っていた。
キャンベル氏は息子が「2人の息子」について話し始めたと書いている。「息子って誰?」と聞かれると、当時3歳だった息子は「自分の2人の息子」と答えたと語る。
キャンベル氏は「王室について全く知らない子供です。どうしてこんなことが言えるんでしょうか?」と振り返る。
それだけではなかった。キャンベル氏によると、息子はスコットランド人の友人に自分はダイアナだと言い、「あのキルトワンダーランドの城に行ったことがある」と説明したという。ビリー君はその城には「ユニコーンがいた」と主張し「バルモラル城と呼ばれていた」と解説したのである。
ちなみにスコットランドにあるバルモラル城内の壁には実際にユニコーンが刻まれている。
キャンベル氏は「ユニコーンはスコットランドの国獣であり、壁にはユニコーンが描かれている。どうして(3歳の)息子がそれを知っているんでしょうか?」と書いている。
最後の不気味な瞬間は、別のダイアナ妃の写真を見せられた後、当時4歳のビリー君は「ある日、サイレンが来て、僕はもう王女ではなくなった」と言ったという。
彼はコラムの最後にこう書いている。
「ビリーは大人になるとこのことを思い出さなくなるのだろうか? 彼は本当にプリンセスの生まれ変わりなのだろうか?」
2019年の「もう王女ではなくなった」という“宣言”以降、ビリー君は金輪際、ダイアナ妃について何も語っていないようだ。
“前世記憶”を持つ子供たちの多くは成長して思春期を迎える前あたりから、前世について話さなくなり、その後は当人の記憶も徐々に薄れて忘れ去られていくことが報告されている。ビリー君にもこのケースが当てはまることになるのだろうか。
参考:「Daily Star」ほか
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