Googleマップが激撮した不気味すぎる非日常的光景5選! 燃え盛る学校、沈没寸前の客船、ヒマラヤのブラックホールも…

 Googleマップは、しばしば普段では見られないような非日常的光景を記録することがある。今回は、Googleマップが捉えた不気味な画像を紹介していこう。

■クレオパトラの唇

Googleマップが激撮した不気味すぎる非日常的光景5選! 燃え盛る学校、沈没寸前の客船、ヒマラヤのブラックホールも…の画像1
画像は、「Googleマップ」より

 2007年ごろ、スーダンのサハラ砂漠南部で“巨大な唇”がGoogleマップユーザーによって発見された。茶色い砂漠の大地に表れた“赤色の唇”は、半マイル(およそ800メートル)もある非常に大きなもの。唇はプックリとしていて、非常にセクシーな形をしている。

 最初の発見者が「地球上で最も美しい唇!!」と題して投稿した唇には、ネット上から「アンジェリーナ・ジョリーよりも大きいな」「90度回転させると女性器に見える」などの声が。のちに“クレオパトラの唇”と名付けられ、世界中から注目を集めた。この奇妙な光景は岩が露出して自然に現れたとされるが、唇の部分だけが赤い理由はわかっていない。

■地面に埋められたガリバー像

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画像は、「LIFE BUZZ」より

 スコットランドの首都エディンバラにある「ハンター・ホール公園」で、“地面に埋められたガリバー像”がGoogleマップによって発見されたのは2012年のこと。民家のすぐ近くに埋められたカリバーは、隣に並ぶ家屋3件分と同じほどの大きさで、100フィート(およそ30メートル)もあるようだ。

 心なしか苦しそうな表情に見えるこのガリバー像は、スコットランドのギャングスターであるジミー・ボイルが作りあげたもの。彼は1967年から殺人の疑いで刑務所に服役していたが、14年後に釈放。その後、ジミーは彫刻家としてのキャリアをスタートさせ、この巨大なガリバー像を作り上げた。「ハンター・ホール公園」で30年以上も愛されていたガリバー像だが、再開発によって現在は撤去されてしまっている。

■頂上付近が黒いヒマラヤ山脈

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画像は、「ViralNova」より

 ネパール領内にある、地球上で最も標高が高い地域「ヒマラヤ山脈」。2016年頃、とあるGoogleマップユーザーが、ヒマラヤ山脈の頂上付近を捉えた画像が黒く塗りつぶされていることを発見した。

 この不可解な部分がなぜ、どのような意図で塗りつぶされていたのか原因が一向に特定されず、当時のネット上には「ヒマラヤにはブラックホールがあるのか?」「UFOの秘密基地を撮影してしまったのでは?」と予想する声が多く上がっていた。しかし後に、理由は単なるデータ不足だったことが発覚。実はGoogleマップ上で“上手く表示されない”スポットは多く、さらに軍事施設や防衛施設にはボヤける加工も施されている。しかし、インドの紛争地域やパキスタンにある廃墟と化した飛行場も、なぜか“上手く表示されない”スポットに含まれており、「やはり写せない秘密が隠されているのでは」とさらに憶測を呼んでいる。

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画像は、「UFOFORUM」より

■燃え盛るアルマカレッジ

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画像は、「LIFE BUZZ」より

 2008年、Googleマップは火事で炎上中の建物を捉えていた。燃えていたのは、カナダ・オンタリオ州にある高等学校の「アルマカレッジ」。1878年に建てられた歴史ある建物だったが、この火災によって大部分を消失した。

 火は学校の大部分に燃え広がったが、教員たちの迅速な対応によって幸い死者やけが人は出なかった。音楽用の教室と礼拝堂は火災に耐えたが、安全上の理由から結局取り壊されることに。当時のネット上には、「美しい記念碑がなくなってしまったことは非常に残念」「アルマは建築の傑作だったのに……」と悲しみの声が多く上がっていた。地元警察は学校に放火したとして、14歳と15歳の少年2人を逮捕。彼らには2年間の保護観察処分が下されている。

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画像は、「WIKIPEDIA」より

■コスタ・コンコルディア

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画像は、「ViralNova」より

 2012年、イタリア半島西側に広がるティレニア海で座礁・転覆事故を起こしたクルーズ船“コスタ・コンコルディア”。Googleマップは、海に辛うじて浮かぶ大型客船の姿もしっかりと記録していた。海岸近くで座礁したコスタ・コンコルディアは完全に横向きになっており、もはや船としての機能を果たしていない。

 船には事故当時およそ4,300人が乗船しており、船に閉じ込められるなどして乗客・乗員32人が死亡した。事故直後、同船の船長だったフランチェスコ・スケッティーノには“乗客を救助する前に船から逃げ出した”という疑惑が浮上。港湾局が録音した交信記録には、当局者による「ただちに船に戻りなさい!」「救助を放棄するつもりか?」という音声が残されていた。フランチェスコは商船の船長で慣例となっている“最後退船義務”を守らなかったとして、過失致死などの罪で禁錮16年の有罪判決が言い渡されている。

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画像は、「WIKIPEDIA」より

(文=山下史郎)

参考:「ViralNova」、ほか

 

※当記事は2018年の記事を再編集して掲載しています。

TOCANA編集部

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