激しい腹痛と消化不良を訴えた男性、腸内から生きた “G” が発見される!原因は?

Julien TromeurによるPixabayからの画像

 ヤツはどうやって腸内まで進んだのか―――。

 インド、ニューデリーのフォルティス病院で、腹痛と消化不良を訴えて来院した23歳の男性の腸内から、生きたゴキブリが発見されるという衝撃的な事件が起こった。

 男性は3日前から腹痛と消化不良に悩まされており、数日前にナイトマーケットで屋台の食べ物を食べたことが原因ではないかと疑っていたという。

 医師たちは男性の症状の原因を突き止めるため、上部消化管内視鏡検査を実施した。この検査は、食道、胃、十二指腸を観察するもので、通常は炎症や潰瘍などを発見するために用いられる。

内視鏡検査で発見された衝撃の光景

 医師たちは、検査中に男性の小腸内で生きたゴキブリを発見し驚愕した。

「過去2~3日間、患者は食事をした後に消化不良と膨満感に悩まされていました。ゴキブリは検査中に偶然発見されました。ゴキブリがどうやって無傷のままでいられたのか、私たちも驚いています」と、シュバム・ヴァティア医師はインドの新聞「インディアン・エクスプレス」に語っている。

内視鏡を使ってゴキブリを摘出

 生きたゴキブリが患者の体内で見つかった後、医師たちは2つのチャンネルを持つ内視鏡を使ってゴキブリを摘出することにした。1つのチャンネルは空気と水を注入するためのもので、もう1つのチャンネルは空気を吸引するためのものである。

「内視鏡の吸引ボタンを押して、ゴキブリを吸引チャンネルに吸い込み、体内から取り除くことで、男性の命を救うことができました」

 ヴァティア医師はそう説明し、ゴキブリをできるだけ早く取り除かなければ、感染症などの深刻な合併症を引き起こす可能性があったと付け加えた。

画像は「Oddity Central」より

ゴキブリはどのようにして腸内に?

 体長3センチのゴキブリが、なぜ男性の腸内にいたのか。ヴァティア医師は、男性が寝ている間にゴキブリが喉を這い降りてきたか、ナイトマーケットで誤ってゴキブリを飲み込んでしまった可能性があると推測している。

 このようなケースは珍しいものの、これが初めての事例ではない。実際、先月も誤ってゴキブリを飲み込んでしまい、3日間口臭に悩まされていたという中国の男性のケースが報告されている。

 今回の男性も、まさか自分の体内にゴキブリがいるとは思わなかっただろう。屋台の食べ物を食べる際は、注意したほうがいいかもしれない…!?

参考:Oddity Central

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文=深森慎太郎

人体の神秘や宇宙の謎が好きなライター。未知の領域に踏み込むことで、日常の枠を超えた視点を提供することを目指す。

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