砂漠の洞窟に“古代宇宙飛行士”の壁画!?ヘルメットをかぶりスーツを着た奇妙な人物とは
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アフリカ・サハラ砂漠にあるタッシリの洞窟壁画は、遠い昔に地球上に地球外生命体がいたことを示す最良の証拠となる可能性があるという――。ヘルメットをかぶりグローブをはめて奇妙なスーツに身を包んだ謎の人物の描写は「古代宇宙飛行士説」の動かぬ証拠となるのだろうか。
■サハラ砂漠の洞窟に“古代宇宙飛行士”の壁画
アルジェリア南東部、サハラ砂漠にあるおよそ500kmにわたり拡がっている山脈は「タッシリ・ナジェール国立公園」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。この山脈にある1万年~1万5000年前のものとされる洞窟壁画には、人間をはじめキリン、ダチョウ、ゾウ、牛、ワニ、さらにはカバも描かれており、遠い昔、サハラ地域が生命に満ちていたことを示している。
研究者によるとタッシリの洞窟壁画は今日知られている最も重要な古代の岩絵コレクションの1つであるが、残念ながら、これらの素晴らしい洞窟壁画の大部分が浸食によって破壊されたため今は全体の20%しか残っていない。専門家はこの洞窟壁画は1万年~1万5000年前のものだと考えている。専門家によると当時の洞窟壁画は通常、単色で描かれていたが、タッシリの洞窟壁画では複数の色が使用されており、歴史上さらに特別な壁画となっている。
タッシリの洞窟壁画には興味深い描写が数多くあり、川、ジャングル、動物、多数の植物などの描写はかつてこの地域に馴染みのあったものであり、専門家はそれらが洞窟の近くにあったのではないかと示唆している。
またこの壁画は、特定の歴史的時期に古代人が行ったさまざまな活動による洞窟での居住パターンを反映していると考えられ、紀元前7000年頃の狩猟と漁業、紀元前4000年頃の畜産、紀元前1500年頃の馬の飼育の様子が描かれている。
タッシリ洞窟の古代の住民には多くの謎がつきまとう。考古学者たちはこの地域に居住していた住民の埋葬地を発見できていない。彼らは同胞の亡骸をどこに葬っていたというのだろうか。彼らの中からは死者は出ていなかったとでもいうのか。
そして最も驚くべき描写は現代の宇宙飛行士に似た、ヘルメットをかぶりスーツを着た奇妙な謎の人物だ。
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これらの謎の描写は研究者の間で議論を巻き起こしている。なぜ彼らは過去にこの地域にあった川、ジャングル、動物を描写し、その後、ヘルメットを着けスーツを着た奇妙なヒューマノイドを描いたのだろうか。タッシリ洞窟の古代の人々は、自分たちの日常生活と経験を描写したのであり、ヘルメットに謎のアンテナが描かれていることもあるこれらのヒューマノイドを“創作”したはずもない。
太古の地球に来訪したエイリアンが人間を作りあげて文明を授けたとする「古代宇宙飛行士説」の支持者が示唆するように、タッシリ洞窟の原住民が1万年前にこの地を訪れた古代宇宙飛行士を描いた可能性はあるのだろうか? 多くの研究者によればその可能性はあるという。
オルタナティブメディア「Ancient Code」の記事によれば、 1976年にスペインの探検隊がサハラ砂漠を訪れ、タッシリの謎の洞窟壁画を調査したという。多数の洞窟壁画を分析した後、スペインの研究者は、遠い昔に地球外生命体が定期的に地球を訪れ、その地域の古代住民と頻繁に接触していたという結論に達したのだ。彼らによると、洞窟壁画の1つには、数人の女性が謎めいた乗り物に乗せられている様子が描かれているという。
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一部の研究者はいくつかのシンボルの横に、一連の記号列を特定していて、この地域には5000年前に何らかの文字体系が存在していたと推測している。これはメソポタミアが文明と文字の発祥地であるという“定説”を覆すものであることから、主流の考古学にとっては受け入れがたいものである。
タッシリの洞窟壁画は、遠い昔にこの地を訪れた地球外知的生命体の証拠であると今や多くの人が確信している。それは1万数千年も前に地球にやって来て、世界中の古代文明の物語を通して歴史に足跡を残した天界の存在たちである。はたしてこの謎の人物の正体を解明する糸口が見つかることがあるのか今後の調査にも期待したい。
参考:「Ancient Code」ほか
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2024.10.02 20:00心霊砂漠の洞窟に“古代宇宙飛行士”の壁画!?ヘルメットをかぶりスーツを着た奇妙な人物とはのページです。壁画、岩絵、洞窟、古代宇宙飛行士説、ロックアートなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで