【心霊写真】宇宙人か、隣人の死体か?セルフィーにクッキリ写り込んだ“緑色の男”に戦慄

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Image by Lars Nissen from Pixabay

 ひと昔前、夏場になるとテレビ局がこぞって特集を組んだネタが、視聴者から投稿された“心霊写真”である。旅行先や訪問先で予期せず撮られてしまうこの手の写真は、恐ろしい反面興味深くもあり、いずれは撮影した本人にとってさえ格好の話のタネに姿を変えてしまうものである。

 ところが、人が寝食をし、常にやすらぎを求める自宅が撮影現場になってしまうと、事の深刻さは一変してくるようだ。今回は、セルフィー(自撮り写真)を撮ったばかりに背筋が凍る思いをした、あるイギリス人女性のニュースを紹介したい。

■恐怖のツーショット! 自撮りに写った男の顔

「私は幽霊やその類のものを信じたことがありません。他の誰かが写真を撮ったのであれば馬鹿なことだと考えたでしょうが、その“顔”はあまりにもハッキリとしていたんです」とメディアの取材に答えるのは、イングランド北西部、ランカシャー州のブラックプールに住む当時26歳のナターシャ・ボーデンさんだ。若くして2歳の娘を持つ母親でもある彼女は、ある夜に自宅の一室で写真を撮影したのである。

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Tumblr「Ross Mcg」より

「髪を染めたので、具合を確かめるために手っ取り早くセルフィーを撮ることにしたんです。それで、写真をパッと開いたときに、私の右肩に身を潜めた男の顔に気がつきました」(ナターシャ・ボーデンさん)

 問題の写真を注意深く見ると、髪が垂れるボーデンさんの右肩に、直感的に人の顔と判別できる目元がこちらを覗いているように見える。セルフィーが撮られた時刻は午後11時と真夜中に近かったが、恐怖に駆られた彼女は居ても立ってもいられず、自宅であるアパートを娘を連れて飛び出した。

「私はホテルにチェックインして、ボーイフレンドに会ってほしいと頼みました。あんなものを見た後では、眠りに就ける方法がありません。――ホテル代はひと晩で40ポンドかかりましたが、それだけの値打ちがありましたよ」(ナターシャ・ボーデンさん)

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Tumblr「Ross Mcg」より

■突如訪ねてきた葬儀屋たち「死体をお引取りします」

 思いもよらない心霊写真とはいえ、一目散に逃げ出すボーデンさんを大げさだと捉える人もいるだろう。ただし、実をいえばその日に至る以前から、不気味な予兆は彼女の元へと訪れていたのだ。

 ボーデンさんがアパートに入居してまもなくのことだ。彼女が居間でくつろいでいたところ、2人の葬儀屋がドアをノックした。用件を聞いたところ、死体を引き取りにきたという。

「私は自分の住まいに死体などないと伝えましたが、彼らは引き下がりませんでした」(ナターシャ・ボーデンさん)

 最終的に、再び訪ねてきた葬儀屋たちはボーデンさんに謝罪して、誤解のきっかけが隣人の死にあると打ち明けた。葬儀屋たちは彼女の住まいと、壁を隔てた隣家とを取り違えていたのである。

「私は(亡くなった)彼と顔を合わせたことはありませんが、長い間病気にかかっていたんだと思います。それが写真の中に見つけた顔と関係があるのかはわかりません。私が悟ったことは、どこか引越し先を見つけなければいけないということだけです」(ナターシャ・ボーデンさん)

 ボーデンさんが6カ月間暮らしたアパートは、もはや彼女にとって愛すべき場所ではなくなってしまった。アパートで過ごすことを想像すると耐えられない、と彼女は言う。

「ここへ移ってきた時、誰もいないのに床が軋んでいるのに気がつきました。けれど、それは建物が古いせいだと思っていたんです。いま、私は別の考えを持っています……」(ナターシャ・ボーデンさん)

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Image by Jim Cooper from Pixabay

■正体は宇宙人?

 オカルトに関して言うならば、イギリス人は良く言えば想像力豊か、悪く言えば迷信深い。

 著名な政治犯や王族が非業の死を遂げたロンドン塔をはじめ、歴史ある城という城に故人が徘徊しているとの噂が残るイギリスは、ヨーロッパのなかでも突出して幽霊を信じる土壌が備わっている。そうした国柄を考えるならば、幽霊との同居を恐れるボーデンさんの判断も当然と言えるだろう。だが、ボーデンさんとは全く異なった結論を導く人物もいる。トカナでもお馴染みのUFO研究家、スコット・ウェアリング氏だ。

 ウェアリング氏の主張によれば、ボーデンさんの右肩から顔を出しているのは、半透明化したエイリアンであるという。体長は120センチほどの小型のエイリアンで、光沢のある緑色の肌を持った個体だ。

 ウェアリング氏は、かつてテキサス州に現れた透明化するエイリアンについて、自身のブログ「UFO Sightings Daily」で紹介していた。いつもながらの強引な話の運びだが、「髪の毛がないので幽霊には見えない」というウェアリング氏の意見にも一理あるといえそうだ。

 さりながら、仮に写真に現れた顔の正体が宇宙人だとしても、ボーデンさんが同居に納得するとは考えにくい。彼女はすでにアパートの家主に通知書を手渡し、賃貸契約を解除したという。

「私は二度とセルフィーを撮ることはないでしょうね」と取材の最後に、ボーデンさんは苦々しい思いを付け加えた。

(文=Forest)

参考:「Tumblr」、「Daily Mail」、「UFO Sightings Daily」ほか

 

※当記事は2015年の記事を再編集して掲載してます。

TOCANA編集部

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