“人間計算機”の名を持つ14歳少年、たった1日で数学の世界記録を6つも塗り替える!

画像は「YouTube」より

 まさに「人間計算機」と呼ぶにふさわしい少年が存在する――。

 インドのマハーラーシュトラ州出身の14歳、アーリャン・シュクラ君が驚異的な計算スピードで世界を驚かせた。なんと彼は、たった1日で6つの数学世界記録を樹立したのだ。

記録更新の詳細

 さっそくシュクラ君が打ち立てた驚異的な記録をご覧いただこう。

4桁の数100個の暗算加算:30.9秒
4桁の数200個の暗算加算:1分9.68秒
5桁の数50個の暗算加算:18.71秒
5桁の数2組(10セット)の暗算乗算:51.69秒
8桁の数2組(10セット)の暗算乗算:2分35.41秒
20桁の数10個を10桁の数で割る暗算除算:5分42秒

 これらの計算を、一般の人が電卓を使って入力するよりも速く解いてしまうというのだから驚きだ。

 シュクラ君の挑戦は、ドバイで開催されたギネス世界記録イベントで行われ、その様子は映像としてギネスの公式ウェブサイトでも公開されている。

「天才」は努力とヨガから生まれた?

 驚くべきことに、シュクラ君はすでに以前にも5桁の数50個の暗算加算の世界記録を保持していた。彼は、ヨガの練習が集中力と冷静さを保つのに役立っていると語っている。また、毎日5〜6時間の数学のトレーニングを欠かさず行っているという。

とはいえ、彼は数学漬けの生活を送っているわけではない。読書やビデオゲームも楽しむ普通のティーンエイジャーであることも明かしている。

「家族に数学の天才はいない」と父親

 シュクラ君の父親は、「私たちは普通の家族です。アーリャンは10億人に1人の逸材かもしれませんが、うちは決して『数学一家』ではありません」と語る。

 シュクラ君のような驚異的な才能を持つ若者が注目される一方で、近年、数学の分野では10代の若者たちによる革新的な発見も相次いでいる。2022年には、アメリカの高校生2人が2000年以上解決不可能とされてきたピタゴラスの定理の新証明を発表し、学会を驚かせた。

「数学は難しい」と思う人も多いかもしれないが、 シュクラ君のように遊び感覚で楽しめれば、世界記録だって夢じゃない…かもしれない。とはいえ、彼のように計算スピードを極めるのはなかなか難しい。とりあえず、日々の買い物のお釣り計算くらいは素早くできるようになりたいものだ。

参考:Live Science、ほか

関連キーワード:, ,

文=深森慎太郎

人体の神秘や宇宙の謎が好きなライター。未知の領域に踏み込むことで、日常の枠を超えた視点を提供することを目指す。

深森慎太郎の記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

“人間計算機”の名を持つ14歳少年、たった1日で数学の世界記録を6つも塗り替える!のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング更新