また!? 内部告発者のルイス・エリゾンド氏、やらかす!提示のUFO写真、今度は「畑」だった? 信頼性に赤信号

ペンタゴンの秘密UFO調査部門(AATIP)の元責任者であり、内部告発者としても知られるルイス・エリゾンド氏。彼が提示したUFO(未確認飛行物体)とされる写真が、再び偽物ではないかと指摘され、物議を醸している。数ヶ月前にも、彼が示した画像がただのシャンデリアだったことが判明したばかりだ。
公聴会でドヤ顔披露? 謎の飛行物体、正体は「円形農地」

問題となっているのは、先日開催された待望の未確認空中現象(UAP)に関する米議会公聴会でのこと。エリゾンド氏は証言の中で、異常な飛行物体を捉えたとする新たな写真を提示した。その写真には、明るい円形領域の上に浮かぶ、暗く楕円形の物体が写っているように見えた。エリゾンド氏はこの写真を地球外の高度な技術が存在するさらなる視覚的証拠であるかのように示唆したのだ。
しかし、提示されるやいなやネット上の“特定班”、特にRedditやMetabunk.orgといったプラットフォームの鋭い目を持つ人々は、即座にこの画像の正体を見破った。彼らの分析によれば、これは上空から見た隣接する二つの農地に過ぎないというのだ。
なぜ「畑」がUFOに見えたのか?
ネット上の分析によると、暗い「物体」に見える部分は、休耕中か、最近耕されたか、あるいは野焼きされた可能性のある円形の畑だという。そして、その隣の明るい円形部分は、作物が活発に生育している畑だ。これらの特徴的な円形は、「センターピボット灌漑システム」と呼ばれる、中心点を軸にスプリンクラーが回転して円形に水を撒く、ごく一般的な農業技術によって生み出される形状である。

エリゾンド氏が三次元的な物体の証拠として強調したかのような「影」の効果も、実際には一方の畑の暗い土と、隣接する畑の明るい植生のコントラストによって生じる目の錯覚に過ぎない、と指摘されている。さらに、同じ場所をより広範囲で捉えた航空写真を見ると、円形の畑に隣接して半円形の畑も確認できる。これもまた、土地の境界や地形によって灌漑システムが円の一部しかカバーしない、農業ではよく見られる光景だ。広範囲の写真では、灌漑システムのアーム(散水管)そのものも確認でき、これが地球上のありふれた光景であることを裏付けている。

シャンデリアの次は農地… ルイス・エリゾンド氏の信頼性は?
この一件は、以前エリゾンド氏がルーマニア上空で撮影されたUFOとして提示した画像が、最終的にありふれた家庭用のシャンデリアだと特定された事件の直後に起こった。このような、基本的な確認不足とも思えるミスが繰り返されることで、エリゾンド氏が行う情報の精査プロセスや、彼が提示する視覚的証拠の信頼性に対して、当然ながら深刻な疑問が投げかけられている。ルイス・エリゾンド氏が提示する写真が、なぜこうも偽物と指摘されるものばかりなのか、多くの人が首を傾げている状況だ。
「もはやルイス・エリゾンド氏は、UFOが存在する証拠ではなく、全ての証拠が偽物であることを議員に証明しようとしているかのようだ」と皮肉る声も聞かれる。

UAP議論への冷水、失われる信頼
UAP現象の解明に向けて、今回の議会公聴会が決定的な光を当てることを期待していた人々にとって、主要な証言者であるエリゾンド氏によるこの失態は、間違いなく大きな後退と言えるだろう。
説明のつかない空中での観測事例に関する透明性と理解を求める声は広範に存在するが、このように容易に論破されてしまう画像を提示することは、議論全体の真剣さを損ない、真実を明らかにしようと真摯に取り組む人々の信用を傷つけるリスクを孕んでいる。
情報を提供する人物の信頼性は極めて重要であり、誤認や偽物の提示が繰り返されれば、それは避けがたく疑念の長い影を落とすことになる。はたしてルイス・エリゾンド氏は、今後もUAP議論における信頼できる声と見なされ続けることができるのだろうか?
彼の判断力と証拠の厳密さは、今、厳しい監視の目に晒されている。
参考:Anomalien.com、ほか
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2024.10.02 20:00心霊また!? 内部告発者のルイス・エリゾンド氏、やらかす!提示のUFO写真、今度は「畑」だった? 信頼性に赤信号のページです。UFO、偽物、UAP、ルイス・エリゾンドなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで